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がんばっていきまっしょい Comments (11)
共通一次試験元年にあたる高校生なので、俺と同じ年だ!新人戦までという約束で無理やり入部した3人。新人戦ではボロボロ・・・結果が結果だけにやめられなくなった彼女たちであった。コーチ(中嶋朋子)も決まったけど、ほとんど何も教えてくれない。やがて彼女たちは進級して後輩も一人入部してくるが、なんと麗奈ちゃんがギックリ腰になり医者にボートをやめるように言われる・・・
『スウィングガールズ』で開花したガーリームービーというジャンル。邦画ではこの『がんばっていきまっしょい』がその流れの始まりだったのかもしれません。
いきなり優勝じゃ面白くないけど、ボート始めてから間もない彼女たちの頑張り方は誰にでも共感できるもの。最後の最後、負けてしまうけど、充実感でいっぱいになる彼女たちがほんとに輝いていた。
20年以上経て、その間ほとんど芸能活動のない清水真実のサイト/SNSがなお読者やフォロワーを持っている理由が、この映画を観るとよく解る。
人々はまるでスタンドバイミーのRiver PhoenixやWil Wheatonを探すように、彼女らのその後を探した。
この映画がカルトなのは、まだ岩井俊二のアリスもなかった時代、へんぴな田舎、無垢な少女、海、幼さ、頼りなさ、間延びする伊予弁、あどけなさと相反するボート競技、少女にかわいいの主張をせず、ましてや、ブルマに萌えを意図せず、恋愛へもスポ魂へも落とさず、純粋に弱小女子ボート部の青春を切り取って見せたからだ。
少女たちがなんの栄誉も利益も見返りももとめず、ひたすら情熱をそそぐところに、無類のペーソスがあった。その尊さが『小規模公開ながら、地道な宣伝で評判を呼び、異例のロングラン上映を記録した。(wikiより)』素因だった。
冒頭が1998年当時の現代の艇庫のシーンから始まるのは映画版オリジナルなのかはわかりません
しかし、なぜそのシーンがプロローグになっているのでしょうか?
朽ち果てた艇庫の壁に遺された20年昔の写真
青春の日々はその古びたカラー写真に閉じ込められています
艇庫の取り壊しが決まります
特典映像には本編にはないその重機による取り壊しシーンがありました
それにしても、そこまでしてこの冒頭のシーンが一体何の為に撮られたのでしょうか?
Once Upon a Time...
Long Long Time Ago....
昔、昔、あるところに、このような青春物語があったのですということかと思います
昔の青春の物語なのかもしれません
しかし、同じような青春物語はいつの時代にも変わらず普遍的にあるのだ
それは今現在のあなたが作るのだ
それが本作のテーマであったのだと思いました
そして21世紀になってもう20年
1977年の写真と1998年の「現代」の21年よりも、長い時間が本作公開から過ぎ去りました
1977年の女子高生達は、いま60歳でしょう
孫すらいることでしょう
早い人は孫がこの女子高生達と同じ歳になっていてもおかしくありません
撮影時の田中麗奈と同い年の人が、悦ネェの母親と同じ歳恰好になっているのです
時は流れ、若者は歳をとりいつしか青春は昔話となります
青春の思い出は忘れ去られて、あの艇庫のようにいつか朽ち果て残骸となり、誰にも知られずに取り壊されて更地になり消え去っていくのです
それでも17歳の青春は毎年、毎年、それぞれ春に始まっているのです
自分たちの青春物語を毎年それぞれが作っていくのです
だから、がんばっていきまっしょいがタイトルなのです
2020年の春、新型コロナウイルスが襲来した年の春
入学式は例年通りではないでしょう
もしかしたら無かったかも知れません
それでも、がんばっていきまっしょい!
こういう脚本もありなんだなぁって、ちょっと驚きました。
クライマックスがとっても盛り上がって、青春の・・・・があり、いい映画でした。