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男たちの大和 YAMATO Comments (20)
野球選手としても格闘家としてもタレントとしても、そして俳優としても中途半端な彼がなぜテレビで需要があるのかわからない。
この映画もしかり。
しかも彼がエラそうな上官らしき役なのも不可解。
日本の心の描写メインの20世紀スタイルの映像制作
レンタルDVDで2回目の鑑賞。
松山ケンイチ演じる年少兵の目線を通して戦争の悲惨さを描いているところが本作の良さだなと思いました。否応無しに彼らに感情移入できました。
前途有望な若者たちを死地に送り込み、愛する者のために命を賭して戦わざるを得なくさせた“戦争”という状況…。
それぞれの抱える想いが胸に沁みて来ました。母親、恋人、妻、子供…大切な者を守りたいという一心で、世界最大の戦艦“大和”に乗り組んで出撃していった彼らの姿に涙を禁じ得ませんでした。
母親が息子におはぎを食べさせようとするシーンで、強く胸が締め付けられました。
明日戦場へと赴いてしまう我が子に、心を籠めた美味しいものを食べさせてやりたい…。
そして翌朝、送り際の「体に気を付けてな」、「死んだらいけんよ」…涙が止まりませんでした。想像することしかできませんが、愛する息子を戦地に送り出さねばならない母親の心痛や如何ばかりか…。
こんなに残酷なことが再び繰り返されてはならない…。
松山ケンイチは大和沈没を生き残るも、「何故お前だけ帰って来た」と罵詈雑言を浴びせられてしまいます。
果たして、生き残った意味とは…命を懸けて貫こうとした想いを次に託すためだったのかもしれないな、と…。
今、私たちが生きられていること…その根底には様々な人々の想いの積み重ねがあるからこそだと感じました。
今日の平和の礎となった尊い犠牲、その命の重みを、今一度考えなければならないのではないかと思いました。
多くの人々を飲み込んで海底深く沈んで行った大和。それはまるで墓標のように静かな海底に身を横たえています。
巨大な船体、砲弾の薬莢、砲塔の残骸…壮絶な戦闘の痕を生々しく残しながら、痛烈なメッセージを発信し続けているように感じました。
決してそのことを、忘れてはならない…。
当時、日本は戦争に負けることは想定してなくて空では零戦 海ではこの軍艦大和だった。
国の指令を受けながら戦っていくが一時、家に戻って家族に会える。そこで母親に必ず帰って来て欲しいと泣かれる。生きて帰りたくても口にすることもできずに。
海軍と家族の気持ちの描写に心打たれます。
永遠の0でも描かれていますが必ず生きて帰ること。命を大切にすること。
戦死した人は英雄。生き残った人は石を投げられる。当時の日本は自由もなく生きることもままならなかった。
世界最強の軍艦大和。終戦の4ヶ月前に沈没。
とても感動しました。