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3-4x10月 Comments (15)
劇中で堅気の主人公たちといざこざを起こす武闘派の暴力団組織が「大友組」。
後に同じ北野武監督の『アウトレイジ』でヤクザ抗争の矢面に立たされることになる武闘派の暴力団組織も「大友組」。
これは単なる偶然か?
んで、最後は夢オチ?
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でも銃を調達しに沖縄に行って北野武扮する大友が出てきてからが良い。程よく笑いあり、暴力あり。
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北野武のヤクザの面白いところってとにかく理不尽(笑)舎弟みたいなやつに代わりに指詰めさせたり、自分の女抱かせたり(笑).
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とりあえずこの話の中で1番可哀想なのは北野武の女。映画中終始どつかれてたし、ヤリ捨てされたようなもんだあれは。
人間は誰しも破滅願望のようなものを持っている。主人公のような冴えない男でも、めちゃめちゃなことをして破滅してしまいたいという願望を持っている。
それは、この映画を見ている私たちも例外ではない。普通に生きていくよりは、めちゃくちゃやって死んでしまいたいという気持ちが、認めたくはないけれど私たちにもある。
こうやって、この映画のことを言葉にしてしまっている時点で、この映画の良さを語れていないような気もする。「言葉にできない気持ちを持った」ということが、この映画を見た一番の収穫だったのだ。
人間の秘めた狂気、そして衝動と理性との葛藤、憧れと現実の境目が分からなくなってくる恐怖。
ゆったりとした雰囲気の中に怖さがある。観ててその理不尽さに苛立ちすら覚えるのだが、でも画面に見入っている自分がいたり。
そういった人の中にあるものをどこか発揮する場所を求めている。そんな感じなのだろうか。
そう考えると、石田ゆりこは主人公を通して何を満たそうとしていたんだろう。