きみに微笑む雨
プロット
韓国・中国合作
Nov,14 2009 In Theaters
ダ・ヴィンチは誰に微笑む
プロット
フランス
Nov,26 2021 In Theaters
夏の夜は三たび微笑む
プロット
スウェーデン
Jul,22 2018 In Theaters
氷の微笑
プロット
アメリカ
Jun,06 1992 In Theaters
母の微笑
プロット
イタリア
Jan,01 1900 In Theaters
女神がそっと微笑んで
プロット
イタリア・フランス・カナダ合作
Feb,22 1992 In Theaters
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愛が微笑む時 Comments (6)
「嬉しいのに、楽しいのに、泣きそうになる。」この感覚が堪らなく好きで、私にとってこの映画は、まさにそんな感覚にさせてくれる大好きな映画です。
鑑賞後の心地良さは、本当に最高。
事故により亡くなってしまった4人の男女の幽霊達が、生まれたばかりの男の子に取り憑いてしまう。
幽霊それぞれが、天国へ行く前に1つだけ、主人公の身体を借りて願いを叶えられる機会を与えられるのですが…。
この世に大切な子供達・恋人・夢・約束、やり残した後悔の念とともに、あの世にも行けぬまま、現世に取り残されている4人の幽霊達を見ていると、いかに自分が「今や今日を当たり前」と思い込み、時間・思考・労力を無駄遣いしているのかを、思い知らされます。
人間の一生は人それぞれで、いつ終わりが来るのかは、誰にも分からない。
それなのに、3分後や明日を、また当たり前に迎えられると、疑いもせずに過ごしています。(それはそれで、幸せな事なのかもしれませんが。)
でも私達が確実に生きているのは、今この瞬間しかないんですね。
どんなに悔やんでも、さっきまでの時間や過去は、戻らないわけで、3分後や明日が必ずやって来るとは限らない。
だから今この瞬間が、実はとても貴重な時間なのだと、この映画を観て思いました。
説教じみた感想を記してしまいましたが、映画はコメディタッチに描かれていて、物語は淡々と進んでいきます。
幽霊4人の願いも、自分本位な願いだけじゃなく、それぞれ他者に対する思いやりを、感じる願いが多いところも魅力的です。
1人願いを叶える度に、迎える別れのシーンも、幽霊達は清々しく明るい表情で去って行く、その度に目頭が熱くなります。
唯一、願いを叶えられなかった幽霊のジュリアが、悄げたりせずに、直ぐに自分の役割(存在意義)を悟り、主人公へ掛ける言葉の数々が、温かくて、優しくて、これまた涙。
この言葉の中に、この映画の一番伝えたいメッセージが、集約されている気がします。
今を生きる人達へ、明るく愉快なおばけたちからの「たった一度きりの人生。後悔を残さないように、思いっきり今を生きて、愛に生きて、やりたいように、やってごらん。」そんな人間賛歌にも感じました。
まわりに振り回される有能な役がホントにハマってる。
あの4人のやり残したことを全て解決するにはあまりにも主人公が4人と関係なさすぎるかも。せっかく感動する場面なのにやっつけちゃって見えたら損。
今ではすっかりアイアンマンなイメージの強いロバート・ダウニーJRの若かりし頃の名作!幽霊に乗り移られて、色んなキャラクターを演じるロバート・ダウニーJRに脱帽です。こんなに芸達者なんだな、と感心しました。
四人の幽霊がそれぞれ自分の心残りを成し遂げて天国からのバスに乗っていくシーンは自然と涙が出てきます。派手さはないですが、まだCGが全盛ではなかった90年代ならではの愛情とユーモアに道溢れた作品です。