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北北西に進路を取れ Comments (16)
今の時代に見るとおっかしくてしょぅがない(笑)
ヒッチコックなのでなおさらだ
大好きな映画「シャレード」でのイケメンぶりが印象的なケーリー・グラント
お相手はなんとも美しいエバ・マリー・セイント
サスペンスの代表作でもあるが、途中からミステリアスな部分はがわかってしまい、後半は相手の裏をかく手法が中心。しかし、この映画って後々の映画のお手本になってるのですよね。似たようなシーンの映画はいっぱいあるように思えます。テレビの『キーハンター』なんて正しくパクリですね。
アルフレッド・ヒッチコックらしいサスペンス。
昔の映画ですがおもしろかったです。
1997.12.18
結論。面白かったが……物足りない!!!
やはり60年も前の作品だから映像演出もチープに感じてしまいますし、ストーリーもイマイチ盛り上がらない。命を狙わているような緊迫感のある場面でも主人公のソーンヒルが危機感のない軽口を叩くもんだから、緊迫感が感じられない。
確かに2時間を越える上映時間でも飽きずに最後まで観られましたが、少し物足りなさを感じました。
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広告会社を経営するロジャー(ケイリー・グラント)は、たまたま同じ場所に居合わせてしまったことで「キャプラン」という人物と勘違いされ、謎の組織から命を狙われることとなってしまった。
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たまたまそこに居合わせただけの一般人が巨大な陰謀に巻き込まれていく。これが所謂「巻き込まれ型サスペンス」。今でこそ使い古されたプロットですが、当時は画期的なストーリーでした。多分。
私が過去に鑑賞した映画にもジョニー・デップ主演の「ニックオブタイム」という巻き込まれ型サスペンス映画がありましたが、どうも私はこのタイプの作品は苦手らしいと「北北西に進路を取れ」を鑑賞して気がつきました。
「ニックオブタイム」でも気になった点ですが、「何故主人公が巻き込まれたのか」という理由付けが甘いんですよ。今作でもホテルのラウンジにいた人ごみの中で、何故か最初からロジャーのことをキャプランだと決め付けて誘拐しますし、ロジャーが「俺はキャプランじゃない、誰かと勘違いしていないか」と説明しているのに「そんな嘘は通用しないぞ」と聞く耳持たないし。もしもキャプランがロジャーと顔が瓜二つだとか同じ服を着ていたとかなら理解できるんですけど、そういうわけでもないし。細かいところで「何で?」って思う場面が散見されて、いまいちストーリーが素直に飲み込めないような感じです。
多分、あんまり細かいところを気にして観る映画じゃないと思います。当時としては斬新だった「巻き込まれ系サスペンス」というプロットと、爆発あり、カーチェイスあり、ラシュモア山での逃走劇ありのド迫力の映像を楽しむ映画です。
しかし、今となっては「巻き込まれ型サスペンス」というプロットが今作よりも洗練された映画がたくさんありますし、現代の映像技術の迫力は60年前とは比べ物になりません。
時代の流れと共に、名作映画の魅力が相対的に落ちてきているように私は感じました。