君は永遠にそいつらより若い

Runtime   118分
Language   日本語
Area   日本
Written   吉野竜平
In Theaters   Sep,17 2021
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君は永遠にそいつらより若い Plot

芥川賞受賞作家・津村記久子のデビュー作で第21回太宰治賞を受賞した「君は永遠にそいつらより若い」を映画化。就職も決まり卒業を間近に控え、日常をただなんとなく生きていた大学生の主人公が、暴力や児童虐待、ネグレクトといった社会の闇と、それらに伴う悲しみに対峙することになる姿を描いた。児童福祉職への就職が決まり、大学卒業を間近に控え手持ちぶさたな日々を送る堀貝佐世。友人とぐだぐだした日常を過ごしていた彼女だったが、同じ大学の猪乃木楠子と知り合い、過去に痛ましい経験を持つ楠子と独特な関係を紡いでいく。そんなある日、友人の友人である穂峰直が命を落としことをきっかけに、佐世を取り巻く日常の裏に潜んでいた「暴力」と「哀しみ」が露わになっていく。監督・脚本は「あかぼし」「スプリング、ハズ、カム」の新鋭・吉野竜平。佐世役は「“隠れビッチ”やってました。」に続き主演作はこれが2作目となる佐久間由衣。楠子役はテレビドラマ「あなたの番です」や映画「みをつくし料理帖」など活躍の続く奈緒。そのほか、小日向星一、笠松将、葵揚、森田想と注目の若手俳優たちが共演した。

君は永遠にそいつらより若い Trailer Play Online(2022)

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君は永遠にそいつらより若い Comments (18)

Soseumoafl
Soseumoafl
ネタバレ! クリックして本文を読む
あと少しで大学を卒業する一人の女子学生が、のらりくらりと生活してるところに、さまざまな出会いや事件に遭遇しながら大人になっていく話。
そう纏めると、普通の何処にでもあるステレオタイプの映画のようで全く違う。コメディや下ネタっぽい要素も入れながらシリアスな社会問題も絡み、独特の空気感で彼女の胸のうちを紡いでいく秀作。

主人公は部屋も汚いし言葉遣いも行動も雑だし、見た目もお洒落な女子大生ではなくサバサバ系。就職も決まって卒論以外はバイトを少ししながら日々をやり過ごしている。
でも実は自己肯定感が低く自分の性的嗜好にも悩み、人との距離の取り方や社会問題に対しても、表にあまり出さないが真面目に真摯に考えている。そんな生活の中で、ネグレスト、自死、身体的コンプレックス、レイプ、性的嗜好など、自身を含めそれぞれの問題を抱えた人たちに、ちゃんとその人の立場に立って対応できていたのかと葛藤する。
それぞれで一本の映画が撮れそうな重いテーマが次々と出てくるのだけど、深く掘り下げず、かといって浅くもない程度に描き散漫な印象を与えるかもしれないが、彼女がそれらに悩み、ホスピタリティや正義感をもって成長していく姿が清々しい。

佐久間由依ちゃんは、「隠れビッチやってます」でもサバサバ女子を好演してたけど、今作も凄く良い!菜緒ちゃんも「先生、私の隣…」の役柄とは全く違うキャラを上手に演じてた。

ちょっとぶっ飛んだ過激な表現もあり、ご年配の方の評価はもしかすると低くめになるかも?
Ocugheeatnh
Ocugheeatnh
自分は、ある部分において決定的に欠けている。
そのことを自覚しているけれど、元々欠けているものはいくら努力しても埋めることができない。

いやそんなことはないよ、と慰めたり、根拠の無い〝大丈夫〟を繰り出したりして、安易に慰めたりは、この映画はしてくれません。

冒頭のゼミの飲み会。
他の映画であれば、ホリガイはきっとあそこで、あのセクハラ粘着質男に、ビールかツマミを投げつけていたはずです。でも、根本的に何かが欠けている自分には、他人を責める資格はないという気持ちのほうが突発的な怒りよりも優ってしまう。決して冷静に自己抑制しているわけではなく、自分の感情を他人にぶつける行為にはどうしても躊躇してしまう。

至らなさを自覚していることで、自分に抑制をかけているホリガイとは対照的に、自分の感情を少しも整理しないまま、他人にぶつけることで憂さを晴らしている、未熟でタチの悪い攻撃的な男ども。

前半はほろ苦いというよりも、痛過ぎる青春が描かれます。そこに、人には言えない傷を抱えた者、焦燥感に苛まれる者などがちょっとしたきっかけで関係してきます。

後半になると、『万引き家族』で描かれたような、現代日本の抱える歪みが、どうやって今の若者たちに影響を与えるのかということの一部の事例が重く、リアルに描かれます。
もうすぐ公開予定の『護られなかった者たちへ』の原作を読んだばかりですが、この映画にも、護られるべき時に護ってもらえなかった人たちが出てきます。
その時、その場にいて護ってあげられなかったことが悔しい。そう言ってくれる友人の有り難さと、自分の傷の深さ。

昨日見たニュースの中で、とある総裁候補が、『強く美しい日本を作る』みたいなことを言っていましたが、今の日本の現状でそんな上っ面な言葉を平気で言えること自体、その方に決定的に欠けているもの、見えていないものの大きさ、テレビでは言わない本音のおぞましさを物語っているようでした。

このタイトルに込められた意味が、勝ち誇ったように相手にぶつける言葉なのか、それ以外に勝てることがない絶望を表す言葉なのか、一見反目的だが融和を目指す言葉なのか、結構眠れなくなるほど悩むことになります。

話がとっ散らかってしまいましたが、とても胸に迫る、そして相応の覚悟を持って作ったのであろうことが伝わってくる上質の作品です。
Kgohpssnmix
Kgohpssnmix
中盤までは、つまんなかったです。
タイトルの意味がわかりませんでした。
キスにはビックリ、その後のラブシーンも。
自殺は、ビックリですね!
知り合いが以前助けたことのある下の階の子供を見に行くシーンよかったです。
ホリガイ児童福祉しはぴったりですね!
後半よかったです。
Hsnkmoixpsg
Hsnkmoixpsg
最近観た不倫漫画の作品の奈緒さんが良かったので本作にも期待。
彼女が演じるイノギはとても良い。
ニット帽をかぶった姿が可愛い。
佐久間由衣さん演じるホリガイとの会話も終始雰囲気が良かった。

就職も決まった大学4年生のホリガイが就職するまでの半年間の生活を描いたストーリー。
飲みに行ったりバイトをしたり、卒論制作に励んだりする展開。

そんな中、色んな事がおきながらイノギと共に学生生活を送って行くんだけど心に響く場面は無かった感じ。

場面毎の会話はとても良いけど、終わってみれば何も残らなかった。

佐久間由衣さん。身長がメッチャ高くてビックリ(笑)
172cmもあるんですね( ´∀`)
Rhdtsenawo
Rhdtsenawo
友達もいるし騒いだりきゃっきゃしてても急にしにたくなるものに襲われる日があったり、
小さい大きいが人生最大の悲劇みたいに思えてしまっていたこととか、
そういえば仲良くなる子はみんな両親離婚かしんでたりするわとか、
卒論をちゃんと書き上げられなかったりとか、
いたたまれなくなるだめな学生あるあるが懐かしすぎてこれ私の体験談か?と思うほどでした。
それはメインの二人がとてもナチュラルに学生を演じてたからってだけじゃなくて、男の子3人も絶対クラスに1人ずついたな?っていうピンポイントの逸材が配役されてたので懐かしさ倍増させられたんだと思います。絶対いたよあいつら。
はぁ皆いい俳優さんだなぁ。笠松くんは少ししか出てないのに良い表情を残していったなぁ。

初めて原作の小説を読んだときはまだ自分を若いと感じてる時代で、その時は「君は永遠にそいつらより若い」にもっと衝撃を受けたような気がするけど、いまもう年を取って老いを感じる側だからか小説を読んだときほどのはまる感じはなかったかなぁ。
それでもやっぱりこのホリガイの台詞を言う佐久間ゆいさんの生命力は美しくてかっこ良かったし
奈緒さんのホリガイがつらい時に「その場にいれなかったことが悔しい」って寄り添い方を教えてくれるような台詞もやさしくて本当に良かった。
生きづらさを感じてる20代におすすめかも。