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王の願い ハングルの始まり Comments (20)
わかりにくい映画だと思う。
でもクスクスって笑えるところもあったり
僧侶たちの王妃様の葬送儀式のシーンが
荘厳でとても素晴らしかったり、見どころの多い映画。
すごくいい映画でした!
特に、役名忘れちゃったけどお経あげたり歌う若い僧侶役の子がすごい良かった。
福沢諭吉 井上角五郎による「漢城周報」発刊(明治19年)
総督府による諺文綴字法公布(昭和5年) 以上Google調べ
日本語のやりとりの後のサンスクリット語?の発話シーンに作品の本気を感じ背筋が伸びた
宦官と仏僧の板挟みに挫けそうな王様
今尚その地政学的運命に翻弄される半島の歴史
堅苦しくなくも壮麗な叙事詩の趣き
ハングルについては子音と母音の組み合わせでできているということ、そしてその読み方について一通りの知識はあった。でもそんな程度でも十分に楽しめた。音に合わせて文字を考えていく過程、様々な形を書き出し候補とする中、あーこれになっていくのねとか、そこに棒を加えることで文字が成立した!とかの楽しみは味わえた。
文字を作ろうと努力する困難だけでなく、王と僧、王と后、弟子の僧と侍女といった人間関係もうまく描けていて全体としての印象は悪くない。ただし、終わり方はあっさりしているので大きな感動とはならなかったのは残念。文字は作るだけでなく普及させないと意味がない。その困難さについてもう少し説明があっても良かった気がする。
反発しながらも、だんだんとリスペクトし合うようになってくのがいいなあと思って観たよ。
で、思ったのは「韓国のことを本当に知らないな」ってところ。
王様は世宗大王っぽいんだけど、知らないしね。
儒教があんなに威張ってて、仏教が形見の狭い思いをしてたってのも知らなかった。
「いま韓国は仏教どうなってるんだろう」と思ったけど、それも知らないね。
さすがに少しは勉強しようと思ったな。
あとは、王様は、あんまりお坊さんに報いてあげられないんだよね。
お寺は作ってあげたけど、手柄はみんな儒者にあげてしまって。
そこを含めて「理解し合った」ことになってるけど、なかなかしんどいね。
国独自の文字を作る過程の困難さ、儒教と仏教の確執も学べました。
ロケ地の韓国映画初のユネスコ世界文化遺産、海印寺は今入れないから見れて嬉しかったです。