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LAMB ラム Comments (12)
アイスランドの山間部で羊飼いの夫婦イングヴァルとマリアが羊の出産に立ち会った。すると、顔や右手は羊だが脚や左手が人間の何か変わった生物が産まれてきた。
娘を亡くしていた2人は、その羊人間のような生物に死んだ娘と同じ、アダ、と名付け育てることにした。アダとの生活は幸せな時間だったが、マリアはアダを生んだ母羊を射殺し、それを義弟に見られ・・・さてどうなる、という話。
なんか気持ち悪い結末だったが、引き込まれた。最後のアレは何だったのだろう?アレと羊がセックスしたって事なのかな?
子を亡くした母親って狂ってしまうのだろうか?
アイスランドの山や壮大な風景が美しかった。あの景色を見てると、また行ってみたくなった。
マリア役のノオミ・ラパスが名演技だった。スウェーデン人だと思ってたが、アイスランド語など5ヶ国語が話せる女優なんだと知った。
登場人物は、大人3人に半獣の子1人、牧羊犬1匹、飼い猫1匹だけ。冒頭から、ほとんどセリフなし、ナレーションなし、スクリーンからの情報は、場所がアイスランドの山岳地帯で、ポツンと一軒家で羊を飼っているということ。霧に覆われたアイスランドの風景は、何かが起こりそう。
説明セリフがないというレベルではなく、何を感じるかは観客におまかせというスタイルで、猫の表情すら何かを語っている。
インパクトあって記憶に残る。そんな作品でございました。
追記
初回から4回目までソールドアウト。あの予告編を見ると、気になりますよね。