Search ギャスパー・ノエ result, Total 16 (take 0.001661 seconds).

3 years ago
光の点滅が怒涛のように身体的な暴力描写として浴びせられる、まさかのそのままエンドロール挿入、相変わらずなギャスパー・ノエ節に、圧倒され!呆気に取られ!そして!物凄い勢いでブッ飛ばされる!! 、、、、、
6 months ago
ギャスパー・ノエとの出会いは約二十年前、映画好きの知人に「アレックス」のソフトを強引に観せられたときの「なんてものを観せてくれるんだ❗」という怒りを今でも覚えている それからこの監督の映画は観ないようにしていたのだが、何年か前「CLIMAXクライマックス」を観たとき、単純に「踊りすげー!!」と思い(映画も面白かった)、個人的にノエ解禁しようと で、最新作...
6 months ago
ギャスパー・ノエと聞くと身構えてしまうのは、かつて「カノン」で唐突に警戒信号が発令されたり(そういう映像演出だった)「VOID」では死後の魂が夜の街をさまよったりと、彼の映画ではやたらと未曾有の事態が突きつけられるからだろうか。だが今回の新作はシンプルでいて深淵。過激さを払拭した作りに驚かされ、そこから伝わってくるものがこれまで以上に切実に、悲しく、ヒリヒリ...
5 months ago
スプリットスクリーンで印象的に描かれる、共に暮らしながらも食い違っていく老夫婦の終末。 カット切り替え時の暗転はギャスパー・ノエの特徴的な演出であるけれども、妻の葬儀時のやはり暗転を挟んで展開される「在りし日のスライド」やそれに続く家の片付けのシーンを見て、この映画全体が老夫婦と彼らの家を送る「在りし日のスライド」であったのかと思い至った。 特に印象に残った...
1 year ago
舞台が80年代前半から数年間というドラマだが、時代の郷愁くささがおしつけがましく乗れない。ミカエル・アース監督が1975年生まれで、作品舞台の時代は小学生くらい。そんな当時のガキが大人を憧れて見ていて、そんな妄想を映画にしちまった、フランスの中2病患者。タルラ役のノエ・アビタがエキゾチックで良い雰囲気だった。しかし監督が思い入れたっぷりに造形しているので、あ...
3 years ago
名作「羊たちの沈黙」の殺人鬼ハンニバル・レクターの誕生秘話。 幼いときの体験が元で、心が壊れていく青年期のレクターをじっくりと映像化している。そのレクターをギャスパー・ウリエルが好演。妖しく、危険で、鋭い。 音響が素晴らしい。やや硬めだが、冒頭の戦闘シーンは迫力があり、中盤では日本刀の鋼の鋭さがよく表現できている。 レディ・ムラサキ役のコン・リーがいい。日本...
5 months ago
同時、二画面分割進行で分かることは、 心なければ会話も対話も意識の交流もなく、 相互の立場の責めぎあいとなることが分かり良い。 妻の認知症も夫の心臓病も、 夫によるトラウマではないかと、 精神科医の妻が無意識のうちに発する片言に胸が痛い。 家内は帰宅する夫を何時も待っているのだ。 生老病死という渦中の流れでは、 二人の病と死に方は、 当然の因果応報の結...
3 years ago
美しすぎる主人公、ヨーロッパの描写も美しく、グロテスクが苦手な私も最後まで見れました。ここでのまずまず酷評の理由はハンニバルはもっと一般人には理解出来ない思想であって欲しいという皆さんの期待の逆を行ったからという訳ですね。 私はそういう意味で、狂気的で理解出来ない殺人鬼を作った原因はいつもどこかに必ず有る物なんだと思いましたが…甘いでしょうか?笑 物語形...
6 months ago
あのダリオ アルジェント監督の演技はどうなのか見たくて、、あ、ノエの新作なんだ、、程度の知識で見に来ました。 演技の素晴らしさでどう見てもドキュメントに見えます。アルツハイマーのあの不安そうな目の動き、、じょじょに壊れていく妻の姿を見守る自身も心臓に問題のある夫。大枠だけ決めて脚本無しで会話してるから実に自然です。 画面のスプリットもコミュニケーションが...
5 months ago
本作については当サイトの新作映画評論枠に寄稿したので、ここでは補足的なことを記しておきたい。 評論では字数の都合で触れられなかったが、本作はたびたび夢に言及している。ダリオ・アルジェントが演じる映画評論家は、映画と夢についての本を書いていると友人に明かす。執筆途中の原稿は「psyche(魂)」と題されている。エドガー・アラン・ポーの詩「夢の中の夢(A Dr...
3 years ago
エマニュエル・ベアールがただ妖艶なだけでなく、戦争未亡人で子供2人を守りながら母として(父としても)重圧に耐えうるけなげな女性を力演しています。彼女達はドイツ軍の爆撃から逃げる最中に、偶然助けられた17歳の青年と森深い空屋敷で、生き抜く為の共同生活をしていくことになります。最初こそ警戒心、猜疑心やわだかまりで大変な日々だったのですが、次第に彼に心を寄せ、気づ...
2 years ago
今作の冒頭で使用されている楽曲はセローンの「Supernature」だが、この曲は最近だとギャスパー・ノエの『CLIMAX クライマックス』でも長回しダンスシーンに印象的に使用されていた。 この「Supernature」という曲は、1976年に「Love in C Minor」でデビューするや否や、フランスのシンセ界、ディスコ界において衝撃をもたらした音楽...
3 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む 公開当時――家でTVタロウ(現在は廃刊)という雑誌を熟読してた頃――から気になってた作品。 いやー、よかったです。夕方観た「耳に残るは君の歌声」とジャンルも一緒なら、長さまでほとんど一緒。でも、残り方が全然違う。 子供らしい末娘と、利発な長男。野生児で危ういけれど、早熟な青年イヴァン。知的で気丈なオディール。南仏出身で...
3 years ago
諏訪監督の作品というと、例えば『不完全なふたり』や『2 デュオ』などどちらかというと暗く、そして男女の別れや愛憎などを描いている作品が多い。見ていると、どこか苦しくなってくることもあり、このリアリティが諏訪監督映画の魅力でもあると思う。 しかし、今作の『ユキとニナ』はそれとは一風異なる。もちろん、フランス人俳優イポリット・ジラルドと共同監督であるという点も...
3 years ago
重い、痛い、悲しい・・・残酷な犯罪者の生い立ちを見せつけられるビギニングモノだとばかり思っていたのに、これほどまで心臓を掴まれるような息苦しい気分にさせられた。サスペンスやサイコ・スリラーなどといったジャンルなどは決して当てはまらない、復讐劇プラス反戦映画だったんじゃないかとも感じられた。しかし、アンチヒーローとしてのハンニバル・レクターを愛してやまない人に...
3 years ago
ネタバレ! クリックして本文を読む 1 モンマルトル Montmartre :ブリュノ・ポダリデス  監督自身が主演。血糖値が下がって倒れた女性を渋滞のため移動できない自分の車に運びいれるという展開。もしや続きがあるのでは?と期待させるところが素敵。 2 セーヌ河岸 Quais de Seine :グリンダ・チャーダ  これも出会いだけを描いた短編。悪友...