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にあんちゃん Comments (2)
映画「にあんちゃん」(今村昌平監督)から。
「この映画は・・4人の兄弟の記録である」というナレーション。
冒頭で「えっ、どんな映画なのか説明しちゃうの?」と戸惑ったが、
却って、最近にはない展開で、新鮮だった。
作品中、台詞よりも、兄ちゃん(長男)役の「長門裕之」さんが、
サザンの桑田にそっくりで、そればかり気になってしまった。(笑)
今回の主役は、四人兄弟(2男2女)の3番目。
どうして、この子が主役なんだろう、と疑問に思ったが、
ある番組で、今村監督のコメントを耳にして、納得してしまった。
「ファイトのある子どもをテーマに撮りたかった」
今の子どもたちと比べれば、十分、逞しい昔の子どもなのだが、
その中でも特に、父母のいない4人兄弟の次男が、
貧しくてもファイトをもって生きる姿が、描かれている。
時には、海や川に飛び込み、その水さえ飲んでしまうほどの丈夫さ、
大人の嫌らしいイヤミを、さらっと受け流す処世術、
「東京に行ってだめなら、それまでじゃ」という割り切り方。
どれをとっても「生きる力」を感じさせるシーンだったと思う。
最後に「にあんちゃん」(たぶん二番目の兄さんの意味)が決意する。
「とうちゃんも、にいちゃんも、貧乏のためにできなかったことを、
僕がやってみせる。今に、きっと!!」と。
そう言えば、最近「ファィとのある子ども」って少なくなったなぁ。
今村監督の想い、私には充分伝わりましたよ、はい。
隣家の西脇(浜村純)も保健婦の堀かな子(吉行和子)にレントゲンを撮れと言われ続けていたが、そのうち幼い娘が赤痢となった。トイレと台所の水道が同じという劣悪な環境の集合平屋住宅。単なる貧乏と違う、在日朝鮮人という問題もあったのだ。もちろん生活保護も受けられないのだ。
不況のため会社の3分の2の従業員のクビ切り。怪我をした辺見も退職し北海道の炭鉱へと引っ越していった。おかげで、長兄は弟妹を連れ、預かり先を探すが、見つかった家はとんでもない田舎の一軒家。すぐに2人は逃げ出した。夏休み中、住み込みで一日100円のアルバイトをするにあんちゃんの高一(沖村)。まだ小学生だぞ。喜一は長崎のパチンコ屋の住み込み。かな子先生も結婚するため東京に行っちゃったので、にあんちゃんは東京で働くことを決意。自転車屋で頼み込むと、警官がやってきた・・・
赤貧で辛い生活を強いられてはいるが、持ち前の明るさを持っているにあんちゃん。どん底であるのにとても前向きな生き方は、ラストでもほんわかさせられる。