デイ・オブ・クライシス　ヨーロッパが震撼した日

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当初は『Omerta 6/12』と『Omerta 7/12』の2本の映画が計画され、その後、監督をするはずだった本作のプロヂューサーであるアンティ・ヨキネンが一説には病気の為とされている映画製作から完全に退いた時、2番目の映画『Omerta 7/12』の計画は破棄されている．．．　それは何故か？
アクション・スリラー・シーケンスに欠かせないカー・チェイスであったり、重火器やマシンガンによる銃撃戦など要件を十二分に満たしているし、場面展開のそつのなさはシナリオを支えていることを確実にするほど話の流れは小気味がいい。ただ．．．？

"Good villains make good thrillers"
ヒッチコックの言葉より．．．　ここでは"villains" ➡ "subplots"
ハリウッド映画『エンド・オブ・ホワイトハウス』や『ホワイトハウス・ダウン』の流れをくむ本作は一つ一つのスレッドの中身を精査すれば、意味不明で何故そんなことになるのか？理解に苦しむ場面ごとの不合理な演出となっている。それは監督が変わった時にシナリオの全面改変がされたのと2本撮るはずが1本になったことでサブプロットの詰め込み過ぎが2時間の上映時間の枠に入りきれなくなったのが原因なのかもしれない。

中身なんて関係ないさーぁ!?って言える人、専用映画なのかもしれない。嫌みでした。失礼します。