喜劇 各駅停車
プロット
日本
Sep,18 1965 In Theaters
喜劇 駅前競馬
プロット
日本
Oct,29 1966 In Theaters
コンドル(1939)
プロット
アメリカ
Feb,01 1940 In Theaters
別離(1939)
プロット
アメリカ
Dec,11 1952 In Theaters
ボー・ジェスト(1939)
プロット
アメリカ
Dec,27 1952 In Theaters
幌馬車は行く
プロット
日本
Oct,22 1960 In Theaters
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駅馬車(1939) Comments (10)
本作の主要ストーリーである一台の駅馬車に乗り合わせた乗客達の人間模様の描き方が素晴らしい。そしてラストのダブルクライマックスのインディアンの襲撃に抗する銃撃戦と主人公の因縁の決闘は映画史上の白眉である。特に疾走して逃げる馬車とそれを馬で追うインディアンたちの銃撃戦の描写は素晴らしかった。観ていて専らスピード感とスリル感に駆られた。本作公開当時としては、このシーンは新鮮で衝撃的だったのではないだろうか?黒澤明がジョン・フォードをリスペクトし、映画のお手本と仰いだ理由が本作を鑑賞して良く分かった。確かにその遺伝子は黒澤映画に受け継がれている。ラストのハッピーエンドも心地よい。
後、ラスト戦闘シーンの迫力は段違いですね、圧巻とはこのことです。
ストーリー: 30
キャスト: 70
演出: 65
ビジュアル: 55
音楽: 75
ものすごい名作だと聞いて、確かまだ小学生か中学生くらいだったときに見たのが最初でした。そのときは殆ど何も映画の情報や先入観無しで見ました。
しかしそれでも私にはどうも駄目でした。女すらも乗せている駅馬車を獰猛に襲ってくるネイティブアメリカン(インディアン)は完全に悪。白人社会の秩序を侵略し破壊する脅威としてしか表現されていない。しかしなんで自分たちが襲われているのか理由がわかっている? 本当は君らこそが彼らの土地を侵略して彼らを女子供も含めて虐殺しているからこうなっているのではないんですか? それなのにこの一方的な白人目線の描き方は何なんですか? と憤りを感じました。
そうなるともう馬車の乗員にどんな背景やドラマがあろうがもう駄目。白人たちも少しは痛い目にあって彼らの怒りや苦しみを思い知ったほうがいいんじゃないの、まして自分たちが被害者面なんてしちゃ駄目でしょう、なんてことすら思ってしまったのでした。
この時代は白人たち支配層こそ絶対の正義な存在で、それを脅かすものは悪だという白黒はっきりつけた価値観が確立されていた。だから戦後の自由で平等な価値観を持つ私には受け入れがたい内容でした。
もし日本が誰かに、例えばアメリカの白人に侵略されて土地を奪われ虐殺され、それに反抗する日本人を一方的に悪者に描かれて次々に射殺される映画なんてものがハリウッドで作られたらやはり気分悪いでしょう。映画の内容以前に主題が悪いのです。だから私にはとても名作とよべるものではありませんでした。
西部劇の名匠ジョン・フォード監督とジョン・ウェインの初タッグ作であり、映画史上に燦然と輝く西部劇の傑作。
昔の映画だからと言って、その内容が色褪せているわけでは決してありません。
駅馬車に乗り合わせた人々の織り成す群像劇、リンゴと娼婦の大人のロマンス、いつアパッチが襲撃してくるか分からない緊迫感、クライマックスに向けてのスリリングな展開と息も吐かせぬアクションなど、“エンターテインメント”の全てが詰まっています。
その形はまさに“映画表現のスタンダード”であり、本作は数多くの作品がお手本としている“映画のバイブル”だと思います。
様々なキャラクターが織り成す人間ドラマは、困難を共有することで生まれる連帯感を軸に、お互いを理解し合うことの大切さを訴える人間讃歌のように感じました。
その困難をもたらすものとして、ネイティブ・アメリカンのアパッチ族の襲撃が題材となっているのは、西部劇という作劇上致し方の無いことではないかな、と…。