スノーピアサー Plot

「グエムル
漢江の怪物」「母なる証明」などで知られる韓国の鬼才ポン・ジュノが、欧米のキャストを招き、初めて手がけた英語作品。再び氷河期へと突入した近未来の地球を舞台に、生き残った人類を乗せて走り続ける列車の中で起こる抗争を描く。2014年、地球温暖化を防止するため78カ国でCW-7と呼ばれる薬品が散布されるが、その結果、地球上は深い雪に覆われ、氷河期が再来してしまう。それから17年後、かろうじて生き延びた人々は「スノーピアサー」と呼ばれる列車の中で暮らし、地球上を移動し続けていた。列車の前方は一握りの上流階級が支配し、贅沢な生活を送る一方、後方車両には貧しい人々がひしめき、厳しい階層社会が形成されていた。そんな中、カーティスと名乗る男が自由を求めて反乱を起こし、前方車両を目指すが……。出演はクリス・エバンス、ソン・ガンホ、ティルダ・スウィントン、オクタビア・スペンサー、ジェイミー・ベル、エド・ハリス。原作はフランスのグラフィックノベル「Le Transperceneige」。

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スノーピアサー Comments (20)

luzkme
luzkme
ポンジュノ監督のハリウッドデビュー作。賛否両論あるようですが、Netflixでドラマ版も製作されたということで視聴。とても面白かったけど、この監督はある程度の予算で韓国で映画を撮り続けてほしいと思いました。

ツッコミどころは挙げるときりがありません。糞尿関係はどうなってるの?特に最下層での子作りはどうなってるの?線路の磨耗は?などなど。

こうしたツッコミどころに目を瞑ったとすると、無駄なシーンが1つもない周到な脚本だといえると思います。ただの薬物中毒ではないとわかるくだりや、どうしてリーダーになれないと悟っているのかがわかるくだりはハッとしました。

そして、資本主義への痛烈な批判。上位層は下位層の感情なんてどうでもいいと思いきや、下位層の現状を打破しようとする力を利用して上位層をより強固にするというのは、格差を描いた映画のなかでも珍しいのではないかと思いました。たとえば、『パラサイト 半地下の家族』では大洪水に半地下の家族を中心とした下位層はてんてこまいになるけれど、上位の家族は全く被害を被っていない。『ジョーカー』でも、上位層がチャップリンの映画を観ているシーンに象徴される。それらとは少し違う描き方だった。

グエムルコンビが最高ですね。ドラマ版も早いところ観てみたくなりました。
myegvym
myegvym
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初めに、私はポンジュノひいきでも、にわかファンになる気もない。ただ、この映画を見て、この映画は好きだと思った。

・列車≒階級制度
最後部に位置する下級市民は、最前部の上級市民につくられた階級制度に従わされ、
貧困生活を送っており、
まさに現社会の縮図を見せられた感じ。
また、最前部の男が言った、「他の奴らはちゃんとこの制度に従っていて、
文句を言うのはお前たちだけだ」
みたいな言葉に対し、
「そんなの持つものの言い訳だ」
みたいな主人公の言葉が心に響いた。
確かにこんなにも貧富の差があれば
耐えられなかろう、と感じた。
同時に、現社会もこんなふうに
図々しくも上層階級が下のものを
法で従わせ、何食わぬ顔で
暮らしているのだろうか?
私は図々しくも法で人を従わせ、
守られているのだろうか?、と
不安になった。
非常に感慨深いSF。

・面白さを感じたとこ
まず、キャラの個性。『マッドマックス』のボスとか、『キル・ビル』のあの〜ナース服の人?みたいな悪。狂気の精神と理不尽なことばかり言うキャラを見て、少し笑える。と、同時に、下級の者が上層の者を見たときに、このように映ることを指しているかも?と、現実の恐ろしさを感じた。
そして、列車の情景。上層へ行くほど新たな世界が見せられ、興味が湧く。SFでありながら、日常風景のような号車もあり、新しいようで、現実のような感じ。これもまた、現実を考えさせられた。
そして、SF映画だからこそ、現実に関心を持たされ、考えさせられる設計なのかなとおもた。

・その他
血みどろのアクシュン、
ちょいグロテスクな描写は
現実味と不安感をもたらすのに
ちょうどよいと思った。
ouitahe
ouitahe
個人評価:3.1
生命を率いる事と、連結し走る列車を比喩にポン・ジュノらしいテーマを詰め込んだ、演劇の様なSF設定。
しかしながら、ポン・ジュノらしい人間臭いユーモアに溢れる演出はなく、設定だけの退屈な演出だったのは残念。
やはりポン・ジュノは自国の役者と、韓国語でないと、あの人間臭い作風にはならないと感じる。
cezgim
cezgim
線路頑丈過ぎないかとか気になりつつもそこそこ好き。
lcqksx
lcqksx
ネタバレ! クリックして本文を読む
気候変動パニック作品はもう珍しくありませんが、本作は特に人間の階層社会を描くことに重点を置いたようです。

温暖化対策への世界的秘策が逆に氷河期を引き起こして大半の人類が絶滅…という設定にまず疑問が湧きました。そうならないよう慎重に何度も実験するだろうに。

唯一生き延びれたのは列車の乗客のみと。
なぜ列車が走り続けるのか説明がなかったように思います。最も重要である「聖なるエンジン」が、なぜか衝突事故の衝撃を最も受けるリスクのある先頭に配置されています。走ることでレール上の雪をかき集めて水を確保しているのか?風力か?暦代わりか??ちなみに世界地図の路線上に記された祝日は米国のものでした。

先頭車両がhierarchyの頂点。最後尾が底辺。この設定自体、建造物の方がずっと辻褄が合うと思いますけど…、とにかく奇をてらって高速列車なのです(^_^;)。

上層部の暴政に怒れる最下層の主人公らが革命家のように先頭を目指します。
そこで主人公Curtisが知る驚愕?の事実とは…。

歴史上の数えきれない下克上も、表向きの「大義」だけが発表され、実は誰かが裏で操り、全く別の目的だったということは意外とあり得るでしょう。そしていつの時代も、持たざる者は文字通り身を切ってコミュニティを支え、持てる者は財力で独善的に社会を管理しようとするものなのかも知れません。最後に裏切られたと思い絶望するかのようなCurtisも、Edgarを見捨てた時点で、自分の信じる「大義」を選択しているのです。彼もGilliamやWilfordと実は大差ないかも知れません。

しかし!要のテーマに説得力がない!
資源の限界と人口管理の重要性を説く割には、各層の生産性や能力、労働力を無視しており、最下層を洗脳せずして劣悪な環境に放置するのは、むしろ暴動を期待しているとしか思えず、全体の生存を優先する方針に予測不能なリスクを与えるだけです。
また、人と物資が前方と後方で日々行き交うのですから、最後尾車両でも衛生面に注意しないと列車内全体で感染症が蔓延するはずです。手足の切断は自己犠牲の象徴なのでしょうが、それもあまりに安直な設定です。

治安部隊の衣装は日本警察の制服を彷彿とさせ、鎮圧に成功すると万歳三唱。強欲で差別的な上流階級が楽しみにしているという食事は年2回の寿司。最後尾でも一度だけ日本語が聞こえましたが、支配側、中央車両以降で日本語の頻度が上がりました。韓国国内向けには、とりあえずワルを日本人にしておけば無難なのでしょうが…
未来を見据えた真剣な環境問題対策を主題にしておきながら、露骨な反日感情という後ろ向きの要素を盛り込む時点で偽善的だと思いました。

長い長い走行列車だからこその面白みもあります。カーブを走る向こうの車両の標的を、同列車内から狙うなんて、本設定ならではです。Tilda Swintonは役作りにHitlerやGaddafiなどを参考にしたとだけあって、素晴らしい演技をしていたと思います。

白くまの「どったの?」という姿には和みました(あれ食べれるのかなぁ〜って見てるだけだと思いますが(^^))。CW-7 、白くま達が撒いたのなら理解できますね(^^)。

Nazi and the Soviet Union had been “bad guys” in movies for countless times. Now that neither of them exists, I hope their “foe” images are tolerable for many people. I think It’s fair to see Japanese characters as villains in war or business battles. However, dressing Asian actors with uniforms that appear like today’s Japanese police and making them yell “Banzai” three times (words for formal celebrations which I’ve never used in real life) and eat sushi after killing innocent people in an imaginary world is nothing but a contempt for Japanese culture. I don’t know if anyone sees the difference I’m trying to say.
It’s just a movie, but A MOVIE.