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半落ち Comments (20)
原作がいいんだろうと感じます。この映画、原作にどこまでせまれているのだろうか?それなりに面白いのですが、どうにも二時間ドラマ的な感じが…豪華俳優陣が映画にしてくれているような気がします。
にしても、正義の裁判官に吉岡秀隆は合わないのでは(笑)
高島礼子の無駄遣いも、ちと許せません。
日々、物忘れが多くなる自分が怖くなりました。
鶴田真由が車の中でメールしたあとに電話しているシーンで、怒ってワイパーを動かしてしまうのは偶然なのか演出なのか・・・何だか好きだこのシーン。森山直太朗の歌もGOOD!泣かせます。
ストーリーは前半と後半では雰囲気が違います。前半は、警察と検察の確執と捏造問題を中心に動き、新聞社がそれを追う。後半は、検察と弁護士と新聞社中心、柴田恭平は少しお休み。伏線として、どちらの側にも本社復帰、警視庁復帰等、過失がもたらした左遷から復帰する名誉欲がうかがえる。もちろん弁護士にも人道弁護士として有名になり、イソ弁からの独立欲を表している。後半では、空白の2日間を埋めることで刑を軽減しようと試みるのであるが・・・
全体的に人を想うことが重要なテーマとなっていて、「守りたい人はいるか?」「誰のために生きている?」といった台詞が観客にも問われていますね。もちろんアルツハイマー病や骨髄移植のテーマが中心なのですが・・・これは個人的にも泣かずにはいられない問題でした。最初から泣きっぱなしです・・・
見所は、検事佐瀬の部屋!掃除してない・・・俺の部屋みたいだ。
ただ、それだけ。
何かとんでもないオチがないともたないぞ?と心配していたのだけど、なるほど!そういう事か!と興奮するほどのオチはなかった。
人としての死は何処からなのか?と問われてる気もしたが、やはり梶ほどの人間がアルツハイマーを患い息子の死を2度経験し壊れていくのを見てられないとし殺すだろうか?
人によって死生観で感じ方が違うのか、僕には到底理解出来なかった。
アルツハイマーで物忘れが多くなり全てを忘れり怖さは計り知れないけど記憶は残ってるのではないか?
子どもの死からは立ち直れないのか?
この物語が提示してるその先の光が見たかった。
皆がわかっていながらも、梶警部の決意を受け入れる。その決意の重みが伝わってきました。原作も良いのでしょうね。
傑作、名作です。