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マッド・ハウス Comments (6)
マンションのカルト化はどんな風に始まったのどろう?
…とか考えながら観てしまった。
飼い猫を焼き殺し、拉致監禁。
隷属させるための心を折る儀式(壁に手をついて身体を支え続ける)から始まり
監視カメラ付きでお互いを監視し合うような生活。
薄気味悪い奇妙な笑顔の集団でしかない。
リーダーの決める規範の中で好き勝手に生活させる。
ルールから逸脱しなければ許されるがルールには意に沿わない強要もあり、殺人も含まれる。
人は強制圧力の中で生きると、納得いかないままそこでの生き方をしていくのか?
恋愛もクソもなく前妻を失った男性とカップリングさせたり個としての生き方を否定していく。
作品は大人しく作られているが奇妙な雰囲気を醸し出している。
皆がイヤなのに、我慢して受容しその世界でイヤな目に遭わないように生きている…そんな居心地の悪さが伝わってくる。
終盤、友人リサがマンションに訪れた事で物語は一気に佳境へ(笑)
割りとイヤな感じの友人リサだが彼女なりに自分を持っていてカルトへの抵抗が凄い(笑)
リサは38才で冴えない人生を送っており、感心できる人物ではないが心の強さは主人公より凄い。
サラが逃げ出した後のラストはありがちとも言えるが、観ていたこちらはマンション内の異常な世界(四つの基本)がマンションの中だけと思っていたのに、知らぬ間に世間に拡がっている事を見て「これ、リアルにあるわ」と納得してしまった。
日本にも市民権得てる思想や組織がある以上、あんまり笑えない恐ろしさを持った作品だった。
同調圧力に弱い日本人はヤられやすいんだろうなぁ。
海外に行くだけで語学が身につくと... 終いには、ネイティブのようにスラスラと英語が話せるようになると... お金と時間さえあれば海外に留学するのに...
言いにくい話ですが、もうすでにあなたの年齢ではネイティブのように話すのは無理です。何か? 英語に限らず日本語、ドイツ語と言った第二言語を母国語とするには4才までがカギとされている。それでは子供に英語教材のビデオを見せれば別に外国に住む必要も経費も掛からないと思っている親の皆様... それは無理なのです。何故かというと我々は人間という動物だからです。前振りはこれぐらいにしておいて...
この映画の主人公サラも別の土地に住めば、何か違った新しい友人や仕事など自分が望む何かに出会うことが出来て、充実した満足した生活を送れるとこの人も漠然とした理想的な生活を求めている。しかも彼女の母親が亡くなろうとしていた時に自分の父親がまさか母親を裏切っていたとは... そのことをいまだに許すことが出来ずにいて、そんな父親から距離を置こうともしている。その彼女がLAで理想的なアパートを見つける。そのアパートはというとこじゃれた部屋でしかもそこに住むテナントである住人も絵に描いたようにフレンドリーな方たちで毎日のように中庭でみんなで囲んでバーベキューを楽しんでいる。”そうだ、ここだ、ここにしよう”と... ここまでは普通のありきたりな映画だったものが、25分を過ぎたところからテイストが変わり、彼女は、いつの間にか言い知れない閉塞的なソリッドシチュエーションの世界にドップリと浸かってしまう... そのことをまだ彼女はこの時点では認識していないし理解もできないし知らないでいる... 静かな住宅地に建つ広くていい部屋だと思っていたものが、毎夜、彼女だけは”眠れない”でいる。
この映画は、限られた場所での閉塞感であったり、ある時は拘束感と言ったものやストリーのスリラー感であったり、恐怖感であったりを彼女サラを通じて視覚化されたものを体現できる実験的映画と言えるのかもしれない。それは、まさに選ばれし者の2014年公開の映画「セーラ 少女のめざめ」であったり、薄気味悪いカルト集団を描いた古典映画「ローズマリーの赤ちゃん」であったりと共通する点が挙げられる。
そして 脚本家として腕を振るっていた監督デビッド・マーモーの初長編映画とされる本作。
映画も45分を過ぎようかとした時... カルトを扱った恐怖映画が終点へと自然に達するように向かっていく。
この映画のベースになったのが、"サイエントロジー"や"NXIVM"の元メンバーの実生活... エッジの効いた独特な世界観に良い意味で反映されている。
つまり何故、この映画のことを実験的映画と取り上げたのかというとこの両者の団体が科学的に何の根拠もないものを洗脳するように押し付け、”自己啓発セミナー”の亜流であり、日本のカルト教団となんら内容の変わらないものと考えれば、この映画の恐怖感が、人に対してハラワタをかきむしられる様な後味の悪い映画となっている。
この構図 ➡ 一番近い両親との不仲でコンタクトをとらない ➡ 自分は優秀で何でもできると過信している ➡ 孤独感が深層心理にあり自分では気づかない人 ➡ 気づいた時には手遅れになっている人
映画通でない者にとってありがたい事にこの映画に出演している俳優さんを誰一人知らないことで第三者的客観的に見ることができ、しかも極端に低予算な映画”マイクロバジェット・フィルム”と呼ばれることが反って、変な話し、余分なものがない分、ストレートに楽しむことが出来たと言える。
ラストの終わり方は先読みが出来るものであったけれども作中の閉塞感からの解放... それがある意味個人的には自虐的ネタのようにカタルシス全開の心地よい気分にさせてくれる締めくくり方となっている。そんな映画です。
ペット禁止のアパートにネコを隠して住み始めた主人公というところから始まり、中庭で住人総出のパーティーを開いちゃったり、ヤケに住人同士が繋がっていて薄気味悪さと面倒くささを感じるつかみ。
夜中に自分の部屋だけ配管の音が!というオカルトな流れになっていき、気付いたらサイコというか…!!!?
目的がみえないまま話が展開していくし、抵抗がどうとか良く判らないし、ゴールはどこですか?な手付けの儀。
もっともらしく後からPCで波形を出していたけどね。
得てしてそういう輩はそんなものだけど、それは全て私心から来るものという矛盾した言い分が続いていき嫌悪感が高まる中、なんとなく想像がつくラストに向かってどこから動き始めるのかという展開から、案の定w
意外性は少ないし、大きな波はないけれど、気色の悪さは悪くなかった。
ただ、ピークは椅子に座らされる前かな。
こちらの作品はアパートの住民が主役(笑)。
”そのドアを開けたら狂気があなたを支配する” はい、このキャッチフレーズそのままな作品。
うーん🧐 想像を超えてこなかったな。それにいろいろと引っかかるところが多すぎて、乗れなかった。
こんな洗脳方法で、カルトの一員になれるのかな?
この共同体の構成員は働いていないようだけど収入源は、どうなってるの?
それにしてもあっけないオチでございました。
チェックアウトは自由にできるけれど、決して出ることができないホテルカルフォルニアみたいな設定だったら面白かったのでは