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13 ザメッティ Comments (3)
予備知識なしで観たかった~!!!!
この手のアイデア一発勝負の映画って嫌いじゃないんだけど、あらすじ分かって観ちゃうと楽しさ半減でしょお。
ロシアンルーレットってキーワードを出しちゃ駄目でしょお!って思いながら観てしまったス。
と、愚痴はここまで。
モノクロ映像で淡々と続く、何かよく分からん不安感。序盤のロシアンルーレットの殺し合い合戦は確かに緊迫感たっぷり。自分に置き換えて観るとマジで堪らん怖いです。
…で、ラストはどうすんだろと思ってたらやっぱりああいう感じなんですねえ。ハッピーとは思ってなかったんだけどねぇ。まあ…
好き嫌いは分かれるんだろうけど…ハリウッドリメイクまで決まってるんでしょ?それだけのパワーは確かに感じました。
『恐怖の報酬』も大金に目が眩んだ男たちが、トラックで爆発物のニトロを運搬する緊張感が、手に汗を握るほどに真に迫って来た。いかにもフランス映画らしい言いようのない辛辣で後口の悪い幕切れも共通している。
ただし、こちらはロシアンルーレットを題材にした仕掛けだけで、最後まで一気に見せてしまう。
もう室内劇と言ってしまっても構わないような地味なサスペンスであるが、優れたアイデア次第で面白い映画を作れることを実証してみせた。
プレイヤーたちの後頭部に銃口を突きつけられる死の恐怖と生への渇望が、観客をリアルな暗黒の世界へと引きずり込んで止まない。
内容は、とある家屋修理を依頼された土建屋の若者が、その家庭内の会話を盗み聞きし、近々大金を儲けられるゲームが催されることを知ります。そして、その一家の主が死亡した時に、どさくさにまぎれてそのゲームに参加するためのチケットを盗みます。
そして若者はゲームに参加しますが、それは闇賭博場で、しかも多人数制ロシアンルーレット。さらに若者は賭ける側ではなく、賭けられる側だった。
といった感じの怖い内容なのです。
サスペンスかと言えばそうでもなく、スリラーとも呼べない本作は、鑑賞後、数日間考えていると、実は社会派なのかなと思ったりしました。
こういう、ジャンル分けしにくい作品ができるあたりが、ヨーロッパ映画産業独特の「懐の深さ」なのでしょう。アメリカ映画は、観ていて(ある意味、腹立たしいほどに)観客ターゲットが分かりますから。
格差社会、ゲームの勝者≠人生の勝者、人種格差
こんなテーマが本作にはあるような気がしますが、それでもわたくしはこれ以上、この作品の解釈を進めないでおこうと思いました。というのも、本作全体を通して、なにかそれ以上に根深いものを感じたからです。それは、気どって言うなら、「叫び」のようなものでしょうか。
心の深い所に記憶として留めておけば、いつのまにか、気づかないうちに自分自身に影響を与えている。わたくしの映画体験上、本作はこの類に入ると思いました。
末筆ですが、観る人の想像力を信頼して作品をつくるフランス映画はやっぱりいいですね。