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十階のモスキート Comments (5)
中村れい子が若尾文子っぽい美人(風祭は制服美人)。
大野克夫の音楽がいい。
ロックに拘泥するよりこういう演技の方が向いてた。
エッチなシーンはもう少し少なくてもよかった。
他の役者が演じていたらドウしようもないゲス野郎にしか見えないだろう、天然記念物的な内田裕也。
無駄に脇役人が豪華過ぎて、それを見つけるだけで楽しめる要素が含まれる。
別れた奥さんの家に押し掛けるシーンは、実際に樹木希林宅を思い起こさせるリアルさ!?
崔洋一の監督デビュー作、初期衝動は炸裂させずに神代辰巳や若松孝二と比べ、手腕が足りない不満が残る。
人生ドン底、誰にでも起こる可能性はある現実の厳しさ、そんな中でも性欲は満たされる男。
交番勤務の警察官として、低収入ながらも地道に務めてきた真面目一筋の主人公。しかし、昇進試験は何度受けても不合格。出世できる見込みはない。そんな冴えない主人公は、妻と娘に愛想を尽かされ、離婚。ひとり、マンションの10階に住み、孤独な生活を送っている。離婚の慰謝料や娘の養育費に追われる主人公は、借金で次第に首が回らなくなり、破滅へと向かっていく。
金に追い詰められ八方塞がりになった主人公の絶望感が印象的な作品だった。この作品も「水のないプール」と同じく、実話がベースだというのだから凄い。
主演の内田裕也の演技が素晴らしい。「水のないプール」の時も良かったが、さらにインパクトを感じた。特にクライマックスの郵便局を襲うシーン。迫真の演技で、見事に壊れた人間を表現していて、圧巻の演技だった。
共演者達が豪華で凄い。アン・ルイスや小泉今日子、横山やすしやビートたけし、安岡力也などなど。個人的にはアナーキーの中野茂が出演していたことに驚きテンションが上がった。しかも小泉今日子が演じる役の彼氏?友達?という様な役柄。小泉今日子との意外性のある共演に興奮した。
白竜の歌うエンディングテーマもとても印象的だった。
内田裕也のロック魂溢れる、傑作と思った。
異色のキャストに胸弾む。
監督は、これが映画デビューの崔洋一。
お肌ピチピチのキョンキョンが内田裕也の娘役。
安岡力也、横山やすしといった死んでしまった荒くれ者が出ていて切ない気分になった。ビートたけしが今ほどのカリスマじゃない時期で、予想屋をやっているのもとてもよかった。キョンキョンが娘などなどキャスティングが素晴らしい。
タイトルの10階という本来いるべき場所じゃない場所に迷い込んだ蚊という意味だと思うんだけど、その感じがとてもかっこいい。本来警官なんかになるべきじゃない人物が交番勤務をしている内田裕也の事を示しているのだろう。
『水のないプール』も似た感じのセンスでとてもかっこいいタイトルだ。