とむらい師たち

8.8/10
Total 127 reviews
Runtime   89分
Language   日本語
Area   日本
In Theaters   Apr,06 1968
You want to watch this movie?
 Want    Don't

50% want,Total 139

Review  |  Share 

とむらい師たち Plot

野坂昭如の同名小説(講談社刊)を、「勝負犬」の藤本義一が脚色し、「座頭市血煙り街道」の三隅研次が監督したコメディ。撮影は「ある殺し屋の鍵」の宮川一夫。

とむらい師たち Actors

とむらい師たち Related

ブルーイマジンPlay Online
ブルーイマジン
プロット  日本・フィリピン・シンガポール合作
Mar,16 In Theaters
Vaundy one man live ARENA tour “replica ZERO”Play Online
Vaundy one man live ARENA tour “replica ZERO”
プロット  日本
May,10 In Theaters
不死身ラヴァーズPlay Online
不死身ラヴァーズ
プロット  日本
May,10 In Theaters
フューチャー・ウォーズPlay Online
フューチャー・ウォーズ
プロット  フランス・ベルギー合作
May,10 In Theaters
またヴィンセントは襲われるPlay Online
またヴィンセントは襲われる
プロット  フランス
May,10 In Theaters
マイ・スイート・ハニーPlay Online
マイ・スイート・ハニー
プロット  韓国
May,03 In Theaters
ポラリス 死闘のアイスロードPlay Online
ポラリス 死闘のアイスロード
プロット  カナダ
Mar,01 In Theaters
かづゑ的Play Online
かづゑ的
プロット  日本
Mar,02 In Theaters
i aiPlay Online
i ai
プロット  日本
Mar,08 In Theaters
アバウト・ライフ 幸せの選択肢Play Online
アバウト・ライフ 幸せの選択肢
プロット  アメリカ
Mar,08 In Theaters
オーメン ザ・ファーストPlay Online
オーメン ザ・ファースト
プロット  アメリカ
Apr,05 In Theaters
殺人鬼の存在証明Play Online
殺人鬼の存在証明
プロット  ロシア
May,03 In Theaters

とむらい師たち Comments (2)

Kllcsbomal
Kllcsbomal
原作は「火垂るの墓」の野坂昭如。

熾烈な争いのある葬儀業界で、死者を本当に弔う事にこだわる一匹狼のデスマスク屋の勝新。

自分の理想的な葬儀を、仲間達と目指して奮闘する。

前半とてもギャグとテンポが良くて、斬新なアイデアでのし上がるところが、とても面白い。

しかし後半の展開からタッチが変わり、自分の理想的と現実に疑問を持った勝新が、仲間達と別れて1人で別の葬式展示博を始めるところから、失速する。

彼の考える葬儀展示博も絵面だけみると、殆どの蝋人形館だし、資金のいる商売には変わらない。

そして評判の驚愕のラスト。

核戦争が起きて1人生き残った勝新が、廃墟の荒野を彷徨う終わりは、凄いが印象だか、実は原作に忠実でしかも、核戦争後の惨状は原作だともっとエグい。

三隅研次の切れ味や様式美はやはり時代劇やアクションで発揮されるのか?

名匠宮川一夫の撮影も個人的にはあまり生かされてないと感じた。

昭和特撮ファンには、お馴染みの曽我町子の若き姿が見られてのは、ちょっと嬉しい。美しくて台詞もしっかり聞ける。

舞台が大阪なので、2年後に控えた大阪万博の予定地を空撮で撮った映像は貴重。

そういえば、ライバル葬儀屋の財津一郎が名物ギャグの「きびしーいっ」を言った時は場内で受けていた。観客の年齢層高い。
fzxuhfh
fzxuhfh
☆☆☆☆

これは面白い。似た様な題材には、'あの'『おくりびと』が存在するが、このアナーキー振りに参る人は多いだろう。とにかく、万博予定会場を霊柩車で疾走するなど、現在では不可能だと思う。工事中の新国立競技場をコメディー映画が撮影する等、とても考えられないからだ。前半観客を大いに笑わせた映画だが、後半では一気にシリアスな展開へと様相を変える。観ていて、黒澤明の『生きものの記録』を想起させ、映画は次第に迷宮地獄へと迷い込む。

2016年2月10日 国立近代美術館フィルムセンター大ホール