ブラッド・イン ブラッド・アウト

刑務所の迫力が半端じゃない。
それぞれに違う道を歩んでゆく3人の関係がすごく切ない。

せいぜい2時間デショ！？

物語は陳腐で主人公の白人の演技が下手。

ホボ、刑務所での成り上がり的な内容で確かにアメリカの刑務所は殺人や派閥に賄賂などリアルに描かれていると思うが3時間は長くて演出自体が退屈だった。

映画「BTTF」のビフ役を演じた俳優が刑事役で出演していたのには驚いた！？

D・ホッパーの「カラーズ 天使の消えた街」とS・ペンの「バッド・ボーイズ」を観ればコレはいらない。

長年観たいと思っていた作品。ようやくソフトを入手することが出来、観ることが出来た。

民族間の争いが絶えない1970年代〜80年代のイーストL.A.を舞台に同年代のチカーノ青年3人が、暴力的で無情な世の中をもがきながらもそれぞれ違ったやり方でなんとか切り抜けていこうとする様子が描かれている。アメリカ社会の人種差別問題の根深さと切なさを感じさせられる作品だった。

当時の刑務所内の人間模様が生々しく描かれていて面白かった。刑務所内で仲間を作る為に何よりも重要視されるものは性格や相性の良さではなく肌の色。これは自分たちの人種で団結して身を守る為でもあるが、そもそも人種という概念が無ければこういうことにはなっていない。人種という固定概念の不自由さや鬱陶しさを感じずにはいられなかった。しかし現に白人が優位に立つ社会、終わらない肌の色の優劣付け、人種差別というもののケチ臭ささと醜さを感じた。

脇を固めている役者陣の顔ぶれが印象的。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のビフ役のトーマス・F・ウィルソンやダニー・トレホ、デルロイ・リンドーといった個性的な顔ぶれにテンションが上がった。