ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ Plot

シェイクスピアの戯曲「ハムレット」の脇役ローゼンクランツとギルデンスターンを主役に据え直し、「ハムレット」の世界を“脱構築”した非常に演劇臭の強い魔術的文芸映画。90年ヴェネツィア国際映画祭グランプリ作品。監督・脚本は原作戯曲('66年初演=劇書房刊)の作者で、「未来世紀ブラジル」「太陽の帝国」などの脚本を手がけてきたトム・ストッパードで、これが彼の映画監督第一作となる。撮影はピーター・ビジウ、音楽はスタンリー・マイヤーズが担当。巻頭巻末に挿入歌として、ピンク・フロイドの「シーマスのブルース」が使われている。出演はゲイリー・オールドマン、ティム・ロスら英国若手舞台俳優に、アメリカからリチャード・ドレイファスが加わっている。

ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ Actors

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ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ Comments (1)

HsAncaemfiri
HsAncaemfiri
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久しぶりに見たなぁ「イイ男」の出ている作品♪ 「イイ男」が出ていると、内容そっちのけで何回も見てしまう☆ミ もちろん本作は、内容も★★★です。オールドマンとロスは、今でこそキレたイメージの強い個性派俳優だが、本作の頃はアクもそれほど強くなくて、むしろそのアクがとってもセクシー。とにかく主演の2人、とってもカッコいい!時代物だけど、ファッションなんか皮ジャン&皮パン&ブーツが現代にも通じてロックしてるし、ピアスや指輪、現代風ロン毛をゴムで結んだり、とにかくスマートで、時代考証無視でも違和感がなくて断然オシャレ。センスの良さを感じる。同じコスチュームプレイを現代風にアレンジした『ブランケット&マクレーン』も、主人公がロックしていてカッコいいと思ったけど、『ブランケット~』のパンクっぽいノリより、本作の方がエレガンスで大人のロックの雰囲気。ルックスもさることながら、この2人のコンビネーションが実にいい味をだしていて、重苦しくなりがちな『ハムレット』の世界を、軽妙洒脱にしてくれる。高音の早口でまくしたてるギルデンスターンと、ローゼンクランツのボケが絶妙。一見頭が弱そうなローゼンクランツが、言葉を弄しているだけのギルデンスターンより鋭かったりと、実にいいコンビなのだ。
さて、本作はいわずと知れたシェイクスピアの代表作『ハムレット』に登場する脇役を主役に持ってきたナイスな着眼点の舞台劇の映画化。オリジナル『ハムレット』では、ハムレットの幼なじみである2人が、ハムレットを英国に連れて行くという、現王の命にしたがうも、ハムレットの策略にはまり、何故か自分たちが処刑されてしまうという、情けなくもかわいそうな役割。本作は、そのオリジナルストーリーを変えることなく、2人の目線から物語が進められる。オリジナルでも何故自分たちがこんな目にあうのか判らないでいるが、自分たちが主役になっても同じことで、どうしてこうなってしまったのか全く判らない。
そんな疑問だらけの2人とは対象的に全てを把握した預言者的存在として登場するのがドレイファス演じる旅回りの悲劇役者(余談だが、「いい人」のイメージの強いドレイファスだけど、本作はとってもセクシーでステキ。若い2人とはまた違った大人のオトコの魅力)。この役者たち、オリジナル『ハムレット』では、ロゼギル2人以上の脇役だが、本作では、2人の行く先々にやってくる。まるでわざと2人の後をつけているかのようだ。一見、狂言回しの役回りにも見えるこの役者、私は彼の超然とした物知り顔と、黒い衣装に着目。殊に注目に値するのは、彼らが演じる劇中劇が、『ハムレット』そのものであること。ちなみに彼らの演じる劇中劇は3パターンあるが、どれも古典の黙劇の形式をとっていながら、なんと前衛的(コンテンポラリーダンスに見えなくもない)なことか!そして彼は予告する8人の人間の死を・・・。そう、確実に死の迫る者たちにまとわりつくこの役者たち・・・。彼らはもしかしたら悪魔なのではないか・・・と。8つの死体を残し、彼らはその地を去っていく・・・、新たな犠牲者の元へと・・・。