パリ20区、僕たちのクラス

Runtime   128分
Language   フランス語
In Theaters   Jun,12 2010
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パリ20区、僕たちのクラス Plot

生い立ちも出身国もさまざまな24人の生徒と1人の国語教師の交流を通じ、フランスの教育現場を赤裸々に描いた作品。演技経験のない24人の子供たちのリアルな芝居が注目を集め、第61回カンヌ国際映画祭パルムドールを受賞。監督は「ヒューマンリソース」のローラン・カンテ。原作「教室へ」の著者フランソワ・ベゴドーが教師役を演じる。移民や問題児の多い中学校を舞台に、傷つき反発し合いながらも、信頼を深めていく生徒たちの姿をドキュメンタリータッチで描く。

パリ20区、僕たちのクラス Actors

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パリ20区、僕たちのクラス Comments (13)

Npasplsehe
Npasplsehe
ネタバレ! クリックして本文を読む
教育の問題をひたすら問われてるような感じがした。
教室の中でほぼ完結していてドキュメンタリー調にストーリーが進行していく。
映像の展開としては単調なのでパッとしないが
劣等生と教師との埋まらない溝の会話劇が興味深い。
iuziiw
iuziiw
やるせない不思議な雰囲気のドキュメンタリー風物語。
子どもに対して自分で目標を見つけてがんばることができるような環境をつくってやることが大人の役割だと思う。
このパリの学校はそんなポジティブな空気感がなく、淡々と毎日がすぎていく。
Ltalhteeict
Ltalhteeict
ネタバレ! クリックして本文を読む
フランスの教育事情には全く知識が無い私であるが、そう言う事を抜きにしてこの映画は色々考える事が一杯の映画で、とっても楽しかった。
国語の担任教師とそのクラスの生徒との学校生活の描写がとても、ナチュラルだったのだ。
24人の生徒全員が、子役俳優では無かったと言うけれど、全く信じられない!!!
フランスの学校へTVクルーを派遣して撮影した様な感覚で、ドキュメンタリーでも観ている気に錯覚してしまう程に、生徒の一人一人が活き活きとリアルに描かれていた。
日本のTVでも学校ものは、多数有るし、「ごくせん」「金ハ先生」いえいえ、映画なら、山田洋次監督の「学校」と言う名作もあるし、もっと古くは「24の瞳」もある。
どれも、生徒と先生の関係性の中から、様々な家庭での生徒のドラマ事情を描いて、教育の意義や、生きる事の意味、仕事に対する意味など、様々な問題を提起してくるのが、この学園ものだ。
しかし、日本の場合は、様々な家庭事情を描いていると言っても、その殆んどは、日本人と言う単一民族の事で、人種や、民族の違い、そこから来る言語や、文化背景の違い迄を含めた、本当に日本の学園もののドラマでは絶対描く事が出来ない問題まで、深く切り込んでいるのだ!本当に奥が深い!
例えば、日本人は一般的には、他国の人々に比べ、語学習得が不得手だと良く言われ、特に話すのが苦手だと言われているが、この映画を観ると、やはりヨーロッパなどの様に、大陸続きで国が有ると異民族や、異国の人が交流出来易い環境にあると、そこから発生する、文化習慣の違いを克服し、理解し合う為には自然と話をすると言う行為が、日常生活の中で育まれ、訓練されていくし、人間としてもより幅の有る見識豊かな、人間形成が成されていく様に思われた。
ローラン・カンテ監督の作品を観るのは本作が初めてである。彼は社会派の映画監督との事であるらしいのだが、私は残念であるが、この監督の映画である「ヒューマンリソース」1999年及び「タイムアウト」2001年の両作品共に未だ観ていないのだ。
その為に、彼の他の作品と比較して、本作の出来について感想を言う事が出来ないのだが、こう言う傾向の社会派作品は個人的にはとても大好きな映画の部類に属するため、文句無く高得点を入れたくなるし、一人でも多くの人に観て欲しい作品として推薦したい言う思いに駆られたのだった。
映画の効用の1つには、異文化を映画から理解すると言う要素も大きいと思うのだが、この作品はそう言う意味でもとても有効な作品だ。
この映画は、単なる熱血教師と、問題生徒との学園生活を描いているだけでは無く、教育をしっかり受けられない子供達の問題や、移民が強制送還になってしまう問題や、フランス国内の教育の問題点も付き付ける。思春期の子供たちは、色々な問題に悩み、自己の確立と、自己の将来への展望に悩み苦しむ多感で不安定な年頃である。そこへ更に教育制度の問題点を描き出しているのに、これ程自然にそして観る者に異和感を感じさせずに、フランスの学校の日常を描き出したこのローラン・カンテ監督の手腕には脱帽する!
監督と共に脚本も書いたと言う原作者であり、教師役で出演もしたと言うフランソワ・ベゴドーと言う才能豊かな作家の存在抜きにしては、この素晴らしい作品の成立は無かった事だろう!2人の才能豊かな作家たちと、何よりも、この24の活き活きとした生徒達を演じた若者たちにエールを送りたい!
Somkihpnsgx
Somkihpnsgx
ドキュメンタリータッチで静かに感情を映像に浮き出してゆく演出は近年のカンヌ映画祭ではお決まりのようになってきた。
ダルデンヌ兄弟の『ロゼッタ』からかキアロスタミの『桜桃の味』からか。
所謂完璧な芸術映画というのがあまりないというのが原因かもしれない。
ヴィスコンティやフェリーニのような完璧なまでの総合芸術としての映画がなくなってきている。
というより作れなくなってきているのだ。

しかし僕個人はこういう作品が大好きであり、こういう作品こそ根本的な映画であり、映像の内に潜む力と作家独自の表現が強く滲み出ている感がある。

話しはいたって単純であり、普遍的である。

ジャンルでいったら学園ものだが教師と生徒という関係を見事なまでに『心理』的に描いた作品だ。
あまり他に例がないタイプの作品である。

いままでの普通の映画の教師と生徒は肉体的な、つまり表明的なものによって、見えない感情を引き立たせたが今回はそうではない。
それがカンヌで受ける作品の特徴であると言ってしまえばそれまでだが、説明が少ない分だけ映像の力によって我々観客に、ありのままの『感情』を伝えるのだ。

これは容易な事ではない

映画作家として非常に至難の業である。

しかしそれを見事にしてやったこの映画は素晴らしい傑作となっている。

教師と生徒という関係だけではない、注目すべきは教育問題や人間関係にも繋がってくる。
非常に見応えがある。

現在岩波ホールでしか上映されていない。
こういう秀作が全国で公開される映画界であって欲しい。

やはりパルムドールにハズレなし!
Slshelpefr
Slshelpefr
生徒たちがすばらしい。ドキュメンタリーのように自然で、それぞれの個性が光っていて、生意気で張り倒したくなる。

自分の中学時代を振り返りながら、日本の生徒の方がもっと巧妙に自分を隠して教師を欺いていたなと考えた。

そう思うと、このクラスの生徒たちは思春期を真剣に生きている素直な少年少女たちだ。