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いばらの王 King of Thorn Comments (9)
生き残った七人は、途中、モンスターの襲撃と裏切りなどで仲間を失いながらも、まるでゲームのようにモンスターを倒して次のステージへと進んでいく。しかし、すべては巧妙に仕組まれていたことだった…。
メガネをかけた内気なヒロインは、マナカナのような仲の良い双子の姉妹で、活発でいつも自分を助けてくれた姉を残して、自分だけ選ばれてしまったことを気に病んでいた。他の仲間の足手まといになりながらも、姉と再会できることを信じて苦難に立ち向かっていくのだが…。
童話イバラ姫がモチーフで物語もそれに沿っているけれど、コールドスリープを管理制御し、中の人たちを保護する巨大システムコンピーターの愛称は、なぜか(わざとか…)漫画アームズと同じアリス!?
期待を裏切らない出来で満足しました。
途中までは完全に脱出映画で、最後はちんぷんかんぷんでしたw
でもまぁ、途中までは凄い良い設定だったし、僕の周りでは賛否両論でした。
途中までは少年のRPGもどきの説明にゲーム感覚満載で楽しめた。普通のパニック映画のように仲間が怪獣にやられていく様子はまるでゲームのプレーヤーのよう。ヴィーナスゲート社によるバイオテロとか、隕石がメデューサを運んできたとか、ありがちなSFかと思っていたら、終盤には精神世界へと発展する。想像が現実になる実験?そんなのはアメージングストーリーにあったろ!などと批判的に見るも、最後には双子のトリックみたいなやつに騙されてしまった。夢と現実が交錯し、理解不能に陥りそうになるのだ。そしてカスミ自体がシズクが生み出したオルタナティヴ?ふふふ・・・わからんぜ。
致死率100%の恐怖のウィルス。治療法が発見されるまでのコールドスリープ。ウィルス発生にバイオテロの疑惑が。まるでハードなSF作品になりそうなのだが、アクション重視のダイナミックな展開でアニメ映画らしい仕上がり。アクションの中での謎解きが多少ザックリだった気もするが、それはそれだ。
強い原作に引っ張られたとも言えるのだが、最近のアニメにしては、十分に楽しめた。
ただ、どこか『ハウルの動く城』がチラついたのは私だけでしょうか。
MISIAのエンディング曲も
メチャメチャいいんですけど!
エンドロール中、MISIAの
歌声に心震えさせながら隣の女性と
鼻水を啜る音をたてながら感涙です!!
〈 願えばキセキはおきる 〉
アニメの力をフルに生かした
アニメでしかなしえない超感動作でした。
当然、パンフ売場に直行。
ところが、なんと1冊1,000円!
「たかっ!!」
自制心が働くより先に口から言葉が飛び出し、
受付のお姉さんに怪しげな目線を投げかけられてしまいました。
しかし、感動の余韻には逆らえず
1,000円を投じてパンフを購入。
お値段だけのボリュームはありました(笑顔)
あと、この場をお借りして
もう1点謝罪をさせてください。
上映中、終盤の某シーンで
「えっ!?」
自分ではっきりと、しまった声出しちゃった、と
気がつくほど滑舌良く&通りの良い声で驚いちゃいました。
周囲のお客様たち、もしかしたら映画のシーン以上に私の
声で驚かせてしまったかもしれません。本当に申し訳ございませんでした。
◇ ◇
予めお伝えをしておきますが
アテレコしている声優さんが
口にしてしまうほどストーリーは難しいです。
だから、上映終了後、
東中野へ移動する道中、電車の中、
パンフをひらく前に、自分の頭の中で
冒頭のシーンから順に最後のシーンまでを
もう一度上映し、ひとつずつストーリーの
ピースをあわせながら、正しい位置に置いて
正確に『いばらの王』という名のパズルを作り上げようとしていました。
その後、パンフに目を通したのですが、
正直、残念ながら、わかった気になっているだけのような気がして、
現在、私の頭の中に飾られているパズルは模造品のような気がしてなりません。
これこそ、2度3度と
噛みしめ、味わう、まるで三ツ星レストランに
出される、選りすぐりの材料で料理された上質な
作品と言えるのではないでしょうか。三ツ星レストラン、行ったことありませんが(苦笑)
ただ、そんな難しさの中にも、
人を、包み込む愛が作品に満ち溢れている
それだけは正確です!あっています!!と断言できます。
愛する人を守るために
自分の気持ちをも偽る愛
人を守っているつもりが
人に守られていたと気がつく愛
どんなに孤独になっても
周囲を明るく照らしだす愛
アニメでしか表現できない映像、
サスペンス、ホラー、アクション、そして愛。
詰め込みすぎと指摘されてもおかしくないほど
てんこ盛りになっているのに、そんなことは、
ちっとも感じさせない。息つく間なく109分間、一気に駆け抜けて行きました(笑顔&感涙)
☆彡 ☆彡
5月1日同日公開
『文学少女』でも主演を演じた花澤香菜さん。
個人的には、作品の差もあるのでしょうが、
今作のカスミのほうが格段によかったです。
声優で一番驚かされたのは
8歳の子供ティムを演じた矢島晶子さん。
ご存知『クレヨンしんちゃん』のしんちゃん役。
とても同一人物の声とは思えませんでした。おそろしや、プロの声優!
う~ん、時間があえば、
いいや、時間をあわせて、
もう一回、鑑賞したいなぁ。
一回目とは、また違った面白さが絶対にあるはずですから。
文句なしの5点満点。
2010年5月11日時点で邦画鑑賞ランキング第1位。
そして12月27日時点でも邦画鑑賞ランキング第1位です(笑顔)