キネマの神様

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キネマの神様 Plot

松竹映画の100周年を記念した作品で、人気作家・原田マハの同名小説を山田洋次監督が映画化。“映画の神様”を信じ続ける男の人生と、彼を取り巻く人々との愛や友情、家族の物語を描く。映画監督を目指し、助監督として撮影現場で働く若き日のゴウは、撮影所近くの食堂の娘・淑子や仲間の映写技師テラシンとともに夢を語らい、青春の日々を駆け抜けていた。しかし、初監督作「キネマの神様」の撮影初日に転落事故で大きなケガを負い、作品は幻となってしまう。大きな挫折を味わったゴウは夢を追うことを諦めてしまい、撮影所を辞めて田舎へと帰っていった。それから約50年。かつて自身が手がけた「キネマの神様」の脚本が出てきたことで、ゴウの中で止まっていた夢が再び動き始める。「男はつらいよ」「学校」「釣りバカ日誌」など松竹の看板シリーズを手がけてきた山田監督がメガホンをとり、山田監督作に数多く携わってきた朝原雄三も脚本に参加している。現在のゴウを沢田研二、若き日のゴウを菅田将暉が2人1役で演じる。ゴウ役は当初、志村けんが務める予定だったが、志村が新型コロナウイルス感染症の肺炎により降板、後に死去したことから、かつて志村と同じ事務所でもあった沢田が志村の意思を継ぎ、代役としてゴウを演じることになった。

キネマの神様 Trailer Play Online(2022)

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キネマの神様 Comments (20)

ppkjtw
ppkjtw
10代の頃からジュリー(沢田研二)のファンだったので、年取っておいぼれ感があるジュリーにちょっと違和感もありましたが、志村けんを尊重?して、劇中🎵東村山音頭🎵を歌う等、さすがだと感じた😃宮本信子の健気に支える奥さん役も良かった!願わくば、沢田研二も舞台挨拶に出て来てほしかった💕
Otihsaconge
Otihsaconge
ネタバレ! クリックして本文を読む
志村けんのコメディアン魂を真摯に受け継いだ沢田研二。

昔の妖艶でクールなジュリーが鮮烈なだけに、見始めてすぐはあまりの容姿の変貌ぶりに、もしかしたらこれはCGなんじゃないかと思ってしまいましたが(;^_^A、見終わって気付くと違和感は無くなっていました。

大型電気量販店の大画面テレビでいつも思うんですが、北川景子さんはどう悪くみたとしても、綺麗で、北川景子さんの顔は日本人正義です♪
Pongamotrtji
Pongamotrtji
ネタバレ! クリックして本文を読む
この作品が無事にスクリーンで放映されたこと、関係者さまにお疲れ様ですとお伝えしたいです。

正直、古き良き?昔の撮影所時代のパートはすごく良かったです。役者が生きてる感じが

現代パートがうーん、
対比で昔の映画っぽくわざとらしく?撮ったのかなと思うようにして納得するしか

古き良きを生々しく、現代を懐かしく?

うーん。テレビでお茶の間に流れてる映画として見たら面白いかも。
映画館で見るにはね。

沢田さんの方が菅田くんが老けた設定なら合っていたとおもいます。
志村さんはどうしてもコメディ感が強いような。それでもやはりエンドロールではほろりとしてしまいました。ご冥福をお祈りします。
Spiohnksxgm
Spiohnksxgm
沢田研二のゴウ役はなかなか見もの、だらしないおっさん役は地か?
ただ全体的に台詞の発音へん?これも演出のうちかな、
棒読み台詞多く違和感。
最後の目玉の映画コンテンツに吸い込まれるシーンは川島監督の幕末太陽伝の逆かいな?
山田監督作品としてはもう一捻りしてほしかったなあ。
Xisgohmsnkp
Xisgohmsnkp
「男はつらいよ」シリーズの監督として、また「釣りバカ日誌」シリーズの脚本家として、松竹映画に多大な貢献をしてきた山田洋次監督が、同社の100周年記念作品を任されたのはごく当然な流れだっただろう。潤沢な予算に、豪華なキャストが揃い、祝祭ムードに溢れていたであろうプロジェクトが、主演・志村けんのコロナ感染と死去によって暗転。かつて志村と同じ所属事務所で親交のあった沢田研二が主演を引き継ぎ、コロナ禍の逆風に耐えて撮影再開、完成へとこぎつけた。

故・志村けんの“不在”は、たとえば70年代に「8時だョ!全員集合」で志村が大当たりさせた「東村山音頭」を、劇中で沢田に歌わせるというオマージュにより改めて強調されたように感じる。あるいは、へべれけに酔っぱらったゴウを沢田が演じる場面でも、志村ならどう表現しただろうかと夢想してしまう。

原田マハの小説「キネマの神様」は、映画への愛情と家族の機微が詰まった内容もタイトルも松竹100周年にうってつけだが、物語を牽引するゴウと外国人レビュアーとの“映画評バトル”は、小説では面白くても映像化するには地味に過ぎる。そこでゴウが若い頃に映画監督になる夢に挫折したという設定に変更して、菅田将暉がゴウを演じるパートを映画作りの話にしたのだろう。松竹100周年記念作に“映画作りの映画”という狙いは分かりやすいが、原作の設定をある程度継承している現代パートと、映画用に創作された昭和パートのつながりが弱く、つぎはぎ感が否めない。

劇場のスクリーンから演者が飛び出してきたり、逆に観客がスクリーンの向こう側に入ったりといった仕掛けは、バスター・キートン監督・主演作「キートンの探偵学入門」(1924)やウディ・アレン監督作「カイロの紫のバラ」(1985)など古くからあるものだが、どういうわけか邦画界ではこの数年、綾瀬はるか・坂口健太郎共演作「今夜、ロマンス劇場で」(2018)、大林宣彦監督の遺作「海辺の映画館 キネマの玉手箱」(2020)、そして本作と立て続けに使われてもいる。このギミックの既視感も、つぎはぎの印象を強めている気がする。

幾多の試練を乗り越え、コロナ禍の現状まで現代パートに盛り込んで、キャストも物語の内容も豪華でぜいたくだが、フォーカスが絞り切れず散漫になり、一本の映画としては統一感が足りないように感じた。