WILL
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ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション Comments (20)
本作でもBMWが車両提供、S1000RRでのすり抜けやワインディングシーンは迫力満点。実際にトム・クルーズが乗っているらしいがライディング・フォームがきれい。
イルサは、泳ぎも上手だし、バイクの運転もイーサンより上⁉
面白かった。
007と同じスパイ物だけど、あっちは物語の連続性がなく主役もコロコロ変わったりするのでどうにも好きになれない。
イーサンやベンジー、ブラントなど、前作品から同じ俳優が続けて出てくれてるのは普通に安心できる。ベンジーが少しずつ頼もしくなってるのも妙に嬉しい(笑)
ちょっと軽いノリも良い。
笑えるポイントもいくつかあったし。シリアスなだけの展開も良いが、要所要所に笑いがあって息抜きが出来る方が、個人的にはより好き。
アクションも見所ある。
何より、50歳を超えるトム・クルーズがあんなアクションをやってる、ってだけで、10歳くらい歳下の自分もまだまだ頑張ろうって気になってくる。
色んな要素で楽しめる作品でした。
トム・クルーズには次のMIにも期待してます。
このシリーズで初めて心から星5つです
大満足です!
前作の失敗点、問題点を全て修正しています
今までの面白い映画ではあるけれど、大味なアクション映画
一流とは言い切れない、二流の上ぐらいがせいぜいだったこのシリーズが、遂に正真正銘の一流アクション映画になりました
J・J・エイブラムスは、今作も製作に名前を連ねていますがよくぞ残れました
前作の「ゴーストプロトコル」で製作側に回って、監督をアニメ出身のブラッド・バード監督に任せて自分は余裕こていたら、脚本の出来が良くなく、折角のトム・クルーズの超然アクションがうまく活きなかったものになってしまったのです
その責任を取らされて製作陣からクビになってもおかしくなかったと思います
何しろこのシリーズはトム・クルーズが、映画化の権利を持っているのです
トムの考え方、評価次第です
前作の序盤で、ルーサーが現場を離れて訓練教官になったイーサンに久々に会った時にこんなことを言います
「よう、よう、自分は教えるだけの先生様が・・・」というイヤミです
これは製作に回ったJ・J・エイブラムス自身の自虐ネタだったと思います
余裕こいていたのです
なので今作は、彼も必死です
製作として、前作の反省から脚本の底上げを第一に考えます
アカデミー賞脚本賞受賞のクリストファー・マッカリーを迎えて、原案、脚本、監督まで任せます
特に前作でテキトーすぎて大失敗だった女工作員については、徹底的に考え抜いた設定になっています
というか、本作は基本彼女の物語です
イルサ・ファウストという女工作員を創造して、その彼女の背景、登場、将来を物語として肉付けしたものが本作のストーリーなのです
イルサこそが本作の本当の主人公だったのです
イルサのキャラ造形はお見事
レベッカ・ファーガソンの配役も見事
そのヘアメイク、衣装の選択もお見事
特に彼女のチャコールグレーの薄手のコートでテムズ川べりを歩く姿は惚れ惚れしました
正に英国の女性工作員そのものです
そして、甘かったロケハンも十分に検討して脚本と撮影計画に反映させています
撮影監督もロバート・エルスウィットに交代させます
ぐっとカメラが良くなっています
冒頭のレコード屋とクライマックスの相似形での決着の付き方が見事なカタルシスでした
その冒頭の指令の与えられ方がナイス!
アナログレコードって!しかもその音声までアナログ音質なのには笑ってしまいます
そんなアホな!ですが楽しければOK です!
イーサンが罠にはまって拷問をうける相手の名前が、なんと「ボーンドクター」です
発音の似た「ボーンアイデンティティ」シリーズを意識しての確信犯だったと思います
何しろ競合シリーズです
本シリーズとボーンシリーズの比較をしてみます
ミッションインポッシブル・シリーズ
第1作 1996年 m:i
第2作 2000年 m:i2
第3作 2006年 m:i3
第4作 2011年 ゴーストプロトコル
第5作 2015年 ローグネーション(本作)
第6作 2018年 フォールアウト(次回作)
ボーンアイデンティティ・シリーズ
第1作 2002年 ボーンアイデンティティ
第2作 2004年 ボーンスプレマシー
第3作 2007年 ボーンアルティメイタム
第4作 2012年 ボーンレガシー
第5作 2016年 ジェイソンボーン
公開年を見ると、本シリーズが先行しています
これを手本というより反面教師にしてボーンシリーズはスタートしたわけです
このボーンシリーズに刺激を受けてテコ入れが行われたのが第3作m:i3 になるわけです
そこから本シリーズとボーンシリーズは交互に公開され始めます
先攻 本シリーズ
後攻 ボーンシリーズ
mi3 対 ボーンアルティメイタム
ゴーストプロトコル 対 ボーンレガシー
ローグネーション 対 ジェイソンボーン
こういう対決になっているのです
その勝敗は自分の観るところではこうです
第1回戦はボーンシリーズの圧勝
第2回戦でも接戦ながらボーンシリーズが辛勝
第3回戦は引き分け(本作がやや優勢)
本シリーズが急速に力をつけてきたことがわかります
というか、本シリーズがボーンシリーズの良い点をかなり真似てきています
とくに映像面は顕著だと思います
さて、第4回戦ですが
先攻の本シリーズはフォールアウトが2018年公開済み
しかしボーンシリーズがまだ出ていませんので戦いはこれからです
ボーンシリーズ側が、本シリーズへの対抗策を考えあぐねているのではないでしょうか?
これは下手なものは出せないと悩んでいるのだと思います
なにしろブラント役のレジーが、外伝ながらボーンシリーズの主役になってしまっています
但し、本作にも問題点は残っています
こちらも同じレジーが演じるブラントの存在です
中途半端なキャラクターで、本作の脚本でも扱い辛そうなことが良くわかります
将来必要になるキャラなのは明らかなので温存はしないとならいので安易に殺せません
結局、彼の扱いは次回作では登場させない対応なります
さてイルサは素晴らしいキャラ造形です
次回作も彼女を中心に物語が展開していくことになります
ロンドンのレコード店でメッセージを受け取ったイーサン。実はそれが“シンジケート”からの直接メッセージだった・・・冒頭のアクションシーンよりびっくり。 捕らえられ、拷問されそうになったイーサンだったが、謎の美女に助けられ、ロンドンで消息を絶つことに。
オーストリアのオペラ座でロンドンでの犯人を見つけたイーサンは同僚ベンジーを巧妙に呼び出して首相暗殺を阻止しようとするが、二重三重もの仕掛けにより暗殺は実行された。その時のBプラン辺りの狙撃者がイルサだった。英諜報員だとイーサンは悟ったのだが・・・
カサブランカの電子金庫の水路。死にかけたイーサンのカーチェイスと、緊迫するシーンの連続。そしてイルサはどちらの味方なのか?!という展開。盗み出したUSBメモリにはレッドボックスというロックがかかっていて、英首相しか開けることができないという。
終盤はなんだかつまんないが、トゥーランドットの音楽をモチーフにずっと使われているのが心地良い。結局はCIA長官ハンリー(アレック・ボールドウィン)の“敵を欺くには先ず味方から”って戦法だったというオチ。