拝啓天皇陛下様

6.7/10
Total 20 reviews
Runtime   98分
Language   日本語
Area   日本
In Theaters   Apr,28 1963
You want to watch this movie?
 Want    Don't

50% want,Total 135

Review  |  Share 

拝啓天皇陛下様 Plot

週刊現代連載・棟田博原作を「あの橋の畔で」の監督野村芳太郎と「東京湾」の多賀祥介が共同で脚色、野村芳太郎が監督した喜劇。撮影はコンビの川又昂。

拝啓天皇陛下様 Actors

拝啓天皇陛下様 Related

アクターズ・ショート・フィルム4Play Online
アクターズ・ショート・フィルム4
プロット  日本
Mar,03 In Theaters
続・夕陽のガンマン 地獄の決斗Play Online
続・夕陽のガンマン 地獄の決斗
プロット  イタリア・スペイン・西ドイツ合作
Mar,22 In Theaters
越後奥三面 山に生かされた日々Play Online
越後奥三面 山に生かされた日々
プロット  日本
Apr,27 In Theaters
ゲキ×シネ「天號星」Play Online
ゲキ×シネ「天號星」
プロット  日本
Apr,05 In Theaters
ピアノ 2 Pianos 4 HandsPlay Online
ピアノ 2 Pianos 4 Hands
プロット  カナダ
Mar,22 In Theaters
コザママ♪ うたって!コザのママさん!!Play Online
コザママ♪ うたって!コザのママさん!!
プロット  日本
Apr,12 In Theaters
無名Play Online
無名
プロット  中国
May,03 In Theaters
青春ジャック 止められるか、俺たちを2Play Online
青春ジャック 止められるか、俺たちを2
プロット  日本
Mar,15 In Theaters
アイアンクローPlay Online
アイアンクロー
プロット  アメリカ
Apr,05 In Theaters
ミセス・クルナス vs. ジョージ・W・ブッシュPlay Online
ミセス・クルナス vs. ジョージ・W・ブッシュ
プロット  ドイツ・フランス合作
May,03 In Theaters
蒲団Play Online
蒲団
プロット  日本
May,11 In Theaters
決断 運命を変えた3.11母子避難Play Online
決断 運命を変えた3.11母子避難
プロット  日本
Apr,12 In Theaters

拝啓天皇陛下様 Comments (5)

Gminxsspokh
Gminxsspokh
ネタバレ! クリックして本文を読む
「拝啓天皇陛下様」シリーズ第1作。

Huluで鑑賞。

純朴な青年・山田正助(渥美清)は、三度の飯が食えて、ちゃんと寝床があり、あまつさえ給料が貰える軍隊を“天国”と呼び、ずっと軍人でいられるように天皇陛下へ「まだ戦争を止めないで下さい」と手紙まで出そうとする…。

「この映画は、結局のところ何が言いたいんやろう?」と考えながら鑑賞していましたが、ラストのメッセージで納得が行きました。山田正助のような人間をつくり出してしまった当時の状況への批判、そして恐れ多くも陛下への…?
Udlsfleeua
Udlsfleeua
西村晃が桂小金治に絡んで嫁のノロケな手紙を読ませるが、内容が近所の娘を身売りさせる話で言葉を失う黄門様。
軍隊は天国じゃ。
cjvyga
cjvyga
葛西(桂小金治)だけは結婚していたが、スケベと囃し立てられるも手紙の内容を読むとそれだけで泣けてくるような話。二年兵になったとき、字の読めない山ショウは初年兵に字を教えてもらう。ある訓練の日、天皇陛下がお見えになり、彼はそれ以来尊敬の念を抱く。

除隊して昭和10年になった。戦争が始まり、棟本(長門)は召集される。大陸で生き残った棟本は戦争小説家となり、山ショウも三度召集される。

2度目の軍隊では天皇陛下に「兵士としてまた軍隊においてくれ」といった内容の手紙を書こうとしたが、棟本に止められた経緯があった。戦争や天皇陛下万歳ということに疑いを持たず、心が純粋すぎた男の物語。軍隊に入ったほうが生活が楽になるといった皮肉もあるが、何も知らないことによっても幸せになれるかというと・・・ちょっと疑問。
ntsziqs
ntsziqs
従軍作家として日中戦争の兵役に就いた棟本博の追憶で語られる、岡山歩兵第10連隊に同期入隊の山田正助の数奇な半生を描いた戦争喜劇。昭和恐慌の大不況下の昭和6年からサンフランシスコ講和会議を目の前にした昭和25年までの、軍部が暴走し始めた戦前の軍隊生活と敗戦の痛手から漸く独立国家として再出発する寸前の日本が描かれている。貧しい生まれの無教養で手癖も悪い山田が、普通の兵士たちが抱く軍隊の厳しさに服従する辛さに反して、衣食住に満たさせた軍隊生活に生きる活路を見出す皮肉が作品の主題となる。しかし、山田を演じる渥美清の名演により、生きる術のないひとり孤独な男の悲哀がユーモアを伴いながら表現されていて、日本の喜劇映画の様式でも個性的な作品に仕上がっている。興味深いのは、再招集の昭和12年、南京陥落の報を受けて戦争が終わると予想する兵士たちの姿であり、それでは困ると天皇陛下に直訴しようとする山田の無垢さである。
情緒的な表現を得意とする野村芳太郎監督の堅実で安定した演出や、川又昂の撮影と芥川也寸志の音楽もいい。特に天覧の秋季大演習の場面が素晴らしい。進軍する歩兵の列の間をゆっくりと進む白馬に乗った天皇陛下に、初めて謁見して親しみを覚える渥美清の表情が人の良さを表す。途中トーキー第一作「マダムと女房」と「与太者と海水浴」「子宝騒動」の映像が流れ、時代の雰囲気を出している。前半の面白さに比べて、後半が駆け足気味な点が惜しい。上流階級の戦争未亡人に片思いする山田に、後の寅さんが重なるところが愉しい。
棟本の妻役左幸子の安定した演技力と当時の個性的な俳優人、藤山寛美、桂小金治、西村晃、多々良淳、上田吉二郎、清川虹子、そして加藤嘉と共演者も観ていて飽きない。長門裕之、中村メイコ、高千穂ひづるも適材適所の配役。
btdpacg
btdpacg
野村芳太郎の喜劇もチェックしておこうというところで観ました。寅さんを観たことが一度もない、これが寅さんのプロトタイプだともしもしたら...私は本作一本で十分ですね~渥美清はどうもわざとらしくてだめです(それが多分好きな人なら良いところなんでしょう)。実は題名で身構えたが、変な左翼性は感じられないどころか逆でした。