クライム&ダイヤモンド
プロット
アメリカ
Aug,10 2002 In Theaters
クライム・シティ
プロット
メキシコ
Jan,01 1900 In Theaters
トゥルー・ブルース
プロット
アメリカ
Jan,01 1900 In Theaters
トゥルー・ロマンス
プロット
アメリカ
Dec,13 2014 In Theaters
トゥルー・ノース
プロット
イギリス
Sep,23 2022 In Theaters
クライム アンド パニッシュメント
プロット
アメリカ
Dec,01 2001 In Theaters
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トゥルー・クライム Comments (6)
だって、ダーティハリーだし。
だって、高身長で、ハンサムで、魅力的で、Jazzはプロ並み、甘すぎず、媚びず。
なんせ、「硫黄島からの手紙」なんて、本当にいい映画を撮ってくれたし。
「こんな事実を世に伝えて残さなきゃ」って気概があるからこそ、数々のいい映画を作ってくれて。人間として、尊敬してしまいます。
しかも、モテモテ。見るからに女たらし、ではないのに、さらっとあんなに誘われたら、断れないじゃないの。とにかく、実際に、どんだけ~~~ってくらいもててるし。結婚離婚を繰り返してるし。
それに、子役の女の子が、実際の娘って、いくつでできた子なんだ、と、あきれちゃう。けど、すごいよね~
という彼だからこそ、この題材に、いちいちしゃれた会話と彼自身の家族とのあれこれを絡ませて、単なる事件解決だけでない作品に仕上がっておりました。
それにしても、20年たっても、相変わらず、なのね~ 「運び屋」(2019年)ときっちり重なってあきれてしまいます。家族を大事に、って、アメリカ人はすごいなぁ~
約束守るために、ドタバタしてるのも、おんなじ~ ww
ひとつ、よくわからなかったのが、牧師がビーチャムに話すうちに、彼がすごく怒りだした、そのきっかけの言葉が、字幕だとちゃんとわからなかったんだけど、なんか、特殊な意味合いがある言葉だったのかしら。
ラスト。命の恩人に、あの挨拶? って思うけど、まぁそこは、映画としてのお約束みたいなことで、よしとしましょう。
それにしても、これだけの事情があったと、後でわかったら、奥さん、理解してあげないのかしら、と、日本人的には思うよね~
出来過ぎではあるが、もちろん後味は悪くない。
主人公のイーストウッドが真っすぐな正義漢ではなく、プライベートではだらしないクズ男だという点は結構人間ぽくていいかも。
それにしても凶器の銃が発見されておらず、自白もないのに目撃証言だけで死刑判決が出てしまうのは恐ろしくずさんな司法だな。
そのぶんオチも含めて現実的ではないところも多々あったりする。
まあ、それも含め映画らしい映画ってところでしょうか。
男から見ても節操が無さすぎる、主人公をまったくのダメ男に描く必要があったのか?折角のクリント・イーストウッドなのだから夢を壊さないでほしいとぶーたれながら鑑賞。
原作者のアンドリュー・クラバンは主人公が普通の正義感に燃える事件記者では嘘っぽいと思って汚したのだろうか、それとも6年審理された事件を一日でひっくり返すという嘘っぽさを薄めたかったのだろうか、あるいは主人公の家族、死刑囚の家族を対比させて描くことで誠実さの重みを問いたかったのだろうか・・。
個人的には死んだ同僚の弔い合戦で全社挙げて冤罪究明に取り組む美談仕立ての方が好みだが、それだと例のNYタイムズやワシントンポストのスクープ映画になってしまうので嫌ったのだろう、カリフォルニアの地方紙らしいと言っては語弊があるが変化球で挑みたっかたのだろう。
感心したのは脇役、チョイ役が光っていること、頭ごなしに押さえつけずユーモアもあるボス、気骨のある刑務所長、気遣ってくれるバーのマスター、悪い方では陰険な上司、いかにもの会計士、良心の無い牧師など、物乞いは頂けないが綺麗な嘘より下品な本音を語らせることで主人公の引き立て役だったのかもしれない。
クライマックスのカーチェイス、冒頭の死のカーブを旨くなぞってハラハラドキドキ、事件ものとしては雑味が多すぎると感じるがヒューマン・ドラマ路線も狙ったのでしょう。
カタルシスを感じるには「冤罪を暴く」だけで十分で、この作品でも十分に味わうことが出来ました。
特に、ラストの展開は手に汗を握るものでした。
ただ、主人公に共感を覚えなかったのは残念です。不倫を繰り返し、妻子を裏切り、自分の才にかまけて仕事も自分勝手。前半にそれを見せられて、ゲンナリしてしまいました。
せめて、「仕事人間」ってところに止めておいて良かったのでは?と思わずにはいられませんでした。