お早よう

7.2/10
Total 17 reviews
Runtime   94分
Language   日本語
Area   日本
Written   野田高梧
In Theaters   May,12 1959
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お早よう Plot

「彼岸花」につづいて野田高梧と小津安二郎が書いた脚本を、小津安二郎が監督した、大人と子供の世界を描いた一篇。撮影は「春を待つ人々」の厚田雄春。

お早よう Actors

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お早よう Comments (15)

Xssgnopkmih
Xssgnopkmih
コミカルな小津作品
弟の子役ちゃんがめたくそかわいい♡♡
お兄ちゃん役の子は成瀬監督の「コタンの口笛」に出てた
産婆さんのおばあちゃんもアイヌのおばあちゃん役で出てた
小津映画の良いところは昭和の風景に浸れるところ
この映画が作られた年にあたし生まれてる・・・
思えば昭和の子供はたいくつだったんだよ
jwwiqpb
jwwiqpb
☆☆☆☆

この作品が製作されたのは1959年。
この年に日本で何が起こったのか?

答えは…。

日米安保騒動が始まった年。

日本の社会が大きく揺れ動いた年に、小津安二郎はこの作品を作る。
観て貰えれば一目瞭然なのですが、実に何とものほほ〜んとしたコメディーで。大人社会に対して、男2人の兄弟が起こす小さな反乱。
それはもう、日本が政治社会の大きなうねりに誰もが翻弄されていた時代に、極々小さな…。例えてみると、大きな象が日本社会全体としたならば。その象の足の先の爪の先の、その更に奥の方に居た小さな虫が象を刺した…って感じ(-.-)
しかし、これがまた滅茶苦茶面白いのでありますよ〜旦那〜( ^ω^ )

大人はすべからく無駄な事に時間を費やす。
特に大人が話す挨拶こそは、子供にとっては無駄な事の集大成。

「お早う」
「今日は」
「今晩は」
「いい天気ですね」
「明日は晴れますかね〜」
「どちらへ?」
「ええ、ちょっと」
「どう思います〜?」
「本当にね〜」

だけども、そんな無駄と言える挨拶の一言から、社会は動き出すモノなのだ。
それを小津安二郎は。人間が本来持っている生理現象を写し取りながら描いて行く。
これこそが、小津安二郎が描く…。

お な ら の 世 界 (半分本気٩( ᐛ )و)

更に小津安二郎らしいと言えるのが。映画が娯楽の王様だった時代に現れた、テレビとゆう新たな怪物に対する意識の…よ・う・な・も・の。

確かにその時代、テレビに対する批判は【一億総白痴化】であった様だ!
そして当時のテレビ黎明期の人気番組と言えば、♬トントンとんがらりっと隣組♬の「向こう三軒両隣」であり、ジェスチャーゲームだった。
それを、生来の意地の悪い小津安二郎は。まるで「全てのお隣さんが仲が良かった訳じゃないだろう?」…と言いたげに。人間の心に棲む魑魅魍魎な感覚を、変幻自在に演出する。
それら、人間の嫌味な部分を描きながらも。小津映画に出演した際には定番と言える、杉村春子のお見事な手のひら返しや「楢山行きだよ!」の台詞・演技等。観ていると幸福感に包まれるのだから、本当に不思議だ。

∂(・_・) I LOVE YOU

初見 並木座

2019年 5月27日 シネマブルースタジオ
fvboes
fvboes
クスっと笑えるほのぼのする作品。ラスト手前の兄弟達の叔母さんと、英語の先生との恋愛に発展しそうで中々発展しないあの微妙な感じが好き
Eimueieemdlvb
Eimueieemdlvb
小津監督作品は、初めてでしたがとっても良かったです!観終わって何だかタイムスリップしたような、自分が漂っている感じでした。1950年代東京・新興住宅地が舞台(といっても、長屋のイメージ)、人々の日常生活が描かれていますが、ご近所付き合いの濃いのには驚かされました。火鉢やおひつ、振り子時計がどの家にもあって、時には押し売りもやってくる、人々の会話も「こんな言葉、あったな~」と思わずすくい上げたくなるような言い回しの面白さ。子供たちの体型まで違いますね(笑)
諸々笑わせてくれる中で「何気ない挨拶が社会の潤滑油」「無駄がなかったら、味も素っ気もなくなる。余計があるから世の中はおもしろい。」とさらっと示してくれているあたりはうまいな~と思いました。
テレビおねだり騒動やおならの話。子どもたちの屈託のないやんちゃぶりが、気持ち良かったし、可愛かったです。大人がきちんと叱っている場面も良かった。大人と子供がきちんと向き合って暮らしていると感じました。
Gnkxosmsphi
Gnkxosmsphi
総合:55点
ストーリー: 50
キャスト: 60
演出: 55
ビジュアル: 65
音楽: 60

世間によくある近所付合いの良さと煩わしさが、そして子供たちが大人たちに感じる彼らなりの不条理と反抗なんかが描かれている。日常の中のありふれた何気ない風景を映像に閉じ込めたということだろうか。この時代に天然色で撮影されて、当時の生活がわかって興味深い。
でもそれほど好きな作品ではない。小津安二郎監督の「秋刀魚の味」も見たが、棒読みに近い科白を重ならないように交互に喋る舞台演劇のような演出に違和感を感じたし、この作品でもそれは同様だった。たぶんこれがこの監督のやり方なのだろうが、それは私の趣味ではない。それに描かれていることが普通すぎるし、くだらないことで近所に嫉妬したりもめたりする日常を見たところで、どこの誰とも知らない人がしている井戸端会議を聞かされているようで、それがどうした、何も面白くない。取り上げられている主題に魅力を感じなかった。